ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

東北地方太平洋沖地震

朝仕事にでかけたと思った夫が、数分後に家に戻ってきて、突然テレビをつけた。
日本で大地震が起きたという。
すでにドイツのテレビでも常にこのニュースが流れており、映像を見た時にさーっと血の気が引く思いだった。
最初は、それがどの地域の映像なのかが分からず、日本にいる家族のことが心配で仕方がなかった。

それから1週間以上が経つが、毎日のように想像もできないほどの死者数、被災者数が数字として表れるが、あまりの多さにもはや自分の想像力を超えてしまう。原発事故も、未だにどうなるか分からない状況で、これが本当に日本で起こっていることなのかと信じられない想いだ。

海外にいても、インターネットで日本のニュースがライブで見られるし、そういう意味では状況が把握しやすい。でも、やっぱり実際に日本の人々がどう過ごしていて感じているのか、分からない分、やっぱり不安になるものだ。デュッセルドルフは日本人が非常に多い街なので、日本人同士が会うとこの話題になり、みな一様にドンヨリしてしまう。

しかし、それは日本人だけではなく、ドイツ人もかなりこの災害・事故を心配している。今でも連日終日に渡り日本のニュースばかりが流れているくらいだ。
私の友人の一人は、特に原発事故が起きてから、そのことを考えると夜うまく眠れないのだ、とまで言っていた。多分、多くのドイツ人にとって、経済的に豊かな日本が一瞬にしてあのようになってしまったことがまず大きな衝撃だし、さらにこの街の日本人の多さから親身に感じてくれる人も多い。

でも、何よりも原発事故がドイツの報道を過熱させていると思う。
ドイツでは、原発問題はホットイシュー。一度は国として原発を全て廃止すると言う決定をしたにもかかわらず、去年メルケル政権では平均12年の原発稼働延長を可決したのだ。ここ最近、ヨーロッパなどではCO2を排出しない原発に対する見直し論調が強まり、自然エネルギー推進を進めているドイツですら、現状まだ自然エネルギーでまかなえないことから、そのような決定となった。

しかし、今回の日本での事故を受け、政府はとりあえず3カ月だけ7基の原発を停止し、その安全性を点検するということを発表した。これに対しては、この3カ月の間に各州で選挙がおこなわれる予定であることなどの背景から、どのドイツ人と話しても、単なる政治パフォーマンスだと憤慨している。ドイツ国内の市民は脱原発をかかげて反対運動を起こしている。先週の土曜日も45キロもの人間の盾が作られた。

今回の災害は本当に恐ろしくヒドイ。けれども、日本を含め世界各国で原発を本当にどうすべきか考え、行動する大きなきっかけとなっていることは、少なくともポジティブな面か・・。
人間、のど元過ぎれば・・ということがあるので、今行動に移さないと、また日々前に進むことばかりに追われてしまう。
私もこれまで、原発の問題を考えたり、自宅を作るときに太陽エネルギーパネルを入れるかどうか考えてみたり(結局あまりに高くてまだ実現していないが)、そういう風に意識することはあったけれど、具体的に行動してこなかった。でも、このような危険性を原発周辺で生きる人々に押し付けて、これからも同じように生活していいわけないな、と思う。現状では原発が急になくなると、人々の生活や産業が成り立たなくなる部分があるとは思うけれど、どこかでその壁を一旦乗り越えて、転換していかないと、いつまでたっても抜け出せない。
それに電気の源が何かという問題もさることながら、なるべく電気を無駄にしないように暮らすことが一番だなと改めて思う。
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by nakazawamlibra | 2011-03-22 06:48 | 暮らし全般
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