ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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「おかあしゃん」「おとしゃん」

言葉が出るのが少し遅めの我が息子。
1歳5カ月のころから、1ヶ月に1単語のペースで増えていたのが、2才の誕生日を迎えてから、いよいよ花咲きだした。

私は両親を「お父さん」「お母さん」と呼んできたので、やはり自分もそのように呼ばれたいと思い、息子と話す時は「お母さんは・・」と自分のことを呼び続けていた。
だが、周りのドイツ人の友達はもちろんのこと、多くの日本人が「ママ」を使っているので、ご多分にもれず息子も10月頃から突如「ママ」と私を呼び出したのだ。

本当は「お母さん」って呼んでほしいなぁと思っていたが、やはり「ママ」は簡単ですからね・・・。
と思っていたら、先週息子と話していて、「傘(かさ)」が言えるようになっていたので、「はっ!!!」として、「”かさ”が言えるなら、”おかあさん”だって言えるんじゃない?」と促してみると、

「おかあしゃん」

と一言!
傍から見れば大した話じゃないのは分かっているが、何だかようやくちゃんと私のことを呼んでくれたような感覚がして、予想以上に嬉しいものでした。
息子も、今まで言えないと思っていたものが言えたので、大興奮して、何度も何度も「おかあしゃん、おかあしゃん」とつぶやいたり、大声で「おかあしゃーん!!!」と叫んでみたり。

その数日後には、それまで「トート」だった夫のことも、「おとしゃん」と言えるように。
しばらく我々二人は、そう呼ばれるたびに、何だかとっても幸せな気持ちになっているのだった。

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息子はこの1カ月の間に1日1-2単語は新しい言葉を覚え、その瞬間瞬間がとても面白い。
日本にいたら、息子が1歳になった頃に職場復帰していたが、縁あって妊娠と夫のドイツ赴任の話が偶然にも同じ日に発覚し、仕事を辞めてドイツで育児中心の生活を送ることになった。
今となっては、そういう流れで踏ん切りがついて、この2年間息子の「新しい瞬間」をほぼ見逃さずに来られたことが本当に良かったなぁと思う。何しろ、その瞬間瞬間に何かをつかんだ息子の表情や反応が喜びに満ちているからだ。

もちろん、細々とでも自分のテーマであるフェアトレードに関わったりすることは、自分が自分であるために必要不可欠なのだけれど、やはり子育てって面白いなぁと改めて思う。
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by nakazawamlibra | 2011-02-27 06:58 | 子育て

謝らないサービス産業

ドイツに住んでいると、時々お店の接客やサービスで嫌な思いをすることがある。
日本のサービス産業は、基本的に超マニュアルめいているけれど、お客様さまさまな感じ。
しかし、ドイツに来てから、モノを買って不良品があっても、基本的に処理されるだけで、「申し訳ありません」と言われないことが多々ある。

先日、久しぶりにブーツを買った。
日本の品質基準に比べると、ドイツでは洋服でも何でもよく見ないと、縫製がほつれていたりすることがよくある。しかし、子連れの買い物だと、どうしても「急がねば」という気持ちがあるせいか、ついついパパっと買ってしまうことも。

そして、案の定ブーツの脇の縫い目がすでに切れていることに、家に帰ってから気がついた私。
それも店から家まで1回履いてしまったのだが、場所的にその間切れたということはないし、仮にそうであったとしても、そこそこの値段の商品だったのだから、そんな簡単に壊れてしまっては困る。

そんなわけで、後日店に出向くと、はなから店員はぶしつけな態度。
謝るどころか、「少しでも履いたら交換はできないし、まだ壊れていないから何もできない」という始末。それでも「これは切れているから、徐々にほつれていく。店の責任なのだから対応してほしい」と言うと、奥へ行って糸の先を焼いて丸めて「ほつれは取れた」と言われたり。
結局店長にレターを書いて抗議して、最終的には修理してもらい、帰って来た。
これが全て終わるまでに3週間。

この話をこちらの友人にしたら、「ドイツ人のように考えなくちゃ。店員からしたら、”私が製造したわけじゃないから、私が謝る必要はない”ってことだね」と言われた。
うーむ、店員としてのプロフェッショナリズムはどこへ行った!?

そういや、クリーニング屋から返って来たものが壊れていた時も、カーディガンに小さな穴が2つあいていたときも、いずれも「申し訳ありません」と謝られたことはなく、すぐに顔色を変えて「それは対応できない」、もしくは淡々と「交換します?」と聞かれた程度。

ドイツの人々は基本的に親切だけど、何だかサービス産業においては、お客として戦わなければいけないことが多いなぁ。先週もドイツ人の知人のところに、異様に高い光熱費の請求が来て、家主としばらくもめたあげく、結局隣の家の請求書とすり変わっていたことが分かったらしいのだが、家主は一言も謝らなかったらしい。

恐るべし・・・。
日本にいると、何でもかんでも丁寧に謝られ過ぎて、滑稽な時もあるけれど、謝らなすぎるのもねえ。。。。
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by nakazawamlibra | 2011-02-19 07:35 | 暮らし全般

3歳までの脳細胞?

巷では、三つ子の魂百まで、とか3歳までに脳の神経細胞がかなり出来上がるとか、よく言われる。そんなわけで日本でも、乳幼児の英語教室も結構あったりする。

2才になった我が息子は、縁あって日本語・ドイツ語・英語が入り乱れる生活環境にいるけれど、それが将来にわたって一体どれだけ影響あるのかなーなんて思ったりしてしまう。
託児所のドイツ人の先生たちやらドイツ人ママ友から話しかけると、うなずいたり、「Nein(やだ)」とか言ったり、反応してはいるが、彼の頭の中でどこまで理解されているのか、よく分からない。

段々彼の友達たちも言葉をしゃべるようになり、これから子供同士でどうコミュニケーションをとるのやら。
息子が一番仲の良いお隣さんの子供は、父ドイツ人、母カナダ人ゆえ、ドイツ語・フランス語の環境で育っているが、まぁお互い言葉は通じてなくても、楽しそうにやっている。
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でも、結局のところ、言葉なんてツールでしかない。
言葉が下手でも、色々な国ですぐに人と仲良くなってしまう人っているし、結局マインドとか感覚とかなんだろうなぁ。
息子も日本に帰れば、あっという間にドイツ語なんてどこか彼方へ飛んで行ってしまうだろう。
幼児の英語教室に行くのも、子供が楽しんでいればそれでいいと思うけれど、それよりも一人でも外国人の友達なり大人なりが周りにいるかどうか、とかそういう方が意味あるような気がする。

世の中、色々な人種や文化、言葉があって、そんなもんなんだよ、といった感覚さえ残ってくれたらいいなぁと思う今日この頃。
さーて、どうなることやら。
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by nakazawamlibra | 2011-02-19 07:16 | 子育て

世界初:ブラジルでフェアトレード推進法がスタート!

ブラジルで、今月からフェアトレードを推進する法律がスタートした。
フェアトレードに限定してこのような法律を制定したのは、ブラジルが世界初ということ。
特に様々な製品が安く生産される途上国において、このような法律を成立に持ち込むことは、とてもハードルが高いことだろうから(フェアトレードの定義自体が多様であることも背景にあると思うが)、なかなかすごい!
Think the Earthに記事を書いたところ、結構反響が大きかったようで、こういうケースが他国に驚きをもたらし広がると面白いのだけど。
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/politics/857brazil-fairtrade-law.html

とはいえ、世の中、法律でいくら定めようとも、最低賃金やら当然あるべき労働環境やらを無視する企業が多くいるので、法律ができただけでは手放しでは喜べない。
さてさて、ブラジルはこれからどこまで具体的にこれを進めていくのか、注目!

一方、日本でも2年前から、政府や産業界、NPOなどが共同で「社会的責任に関する円卓会議」なるものがスタートした。そして先月の会議で提出された、今年の春以降からの実現を目指したアクション・プランの素案で、フェアトレード普及やフェアトレード・タウンの推進も含められている。
日本政府の政策にも、フェアトレードがもっと組み込まれていくのはそう遠くないだろうか。まぁスローな動きなのだろうけど、少しずつ前進している気はするなぁ。
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by nakazawamlibra | 2011-02-01 07:12 | フェアトレード

50歳のサプライズ・パーティー

先日、ドイツ人ママ友のパートナーが50歳の誕生日を迎えた。
10年ごとに大きな節目、というのは世界どこでもよくあることだが、ドイツでは特に50歳(半世紀)というのは特別らしい。

ということで、彼女がパートナーのためにサプライズ・パーティーを開くと言うので、参加してみた(その間息子を苦労して寝かしつけてくれた旦那さま、ありがとう!)。
招待状には、「テーマは、グラマー&キラキラ」みたいなことが書いてあり、妊婦の私としては、もはやその体型に合うグラマー&キラキラな服がなく、なんとかバッグやアクセサリーでごまかす・・・。
確かに、会場全体がキラキラして、来ている人々もカツラやスパンコール・ドレスなど、きらきら、きらきら。

この夫婦は、女性同士のカップルということもあり、パーティーに来ていた人々はレズビアンやゲイのカップルが大半だったが、主役の元彼女やら離婚した両親とその新しいパートナー、さらにはこの夫婦が子供を授かるために精子を提供してくれた実のお父さんなど、一筋縄ではいかない面々が集結。そして、みんな笑顔で、一様に嬉しそうだった。

もちろん主役の彼女は、母国オランダから総勢20人で駆けつけた家族・親戚に驚いたり、涙を流したりと、びっくり仰天。後半は、オランダの歌をみんなで歌ったり、80s音楽で老いも若きも踊ったりと、楽しいパーティーだった。

50歳という節目に、人生にかかわった沢山の人々(それも紆余曲折あったであろう)が集まるってのは、何だかちょっと心温まるものがありました。
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by nakazawamlibra | 2011-02-01 06:58 | 暮らし全般

卵ケースのおうち

ドイツで暮らすようになった最初の頃、よく行くオーガニック八百屋で卵を買おうとしたら、「卵のケース持ってる?持ってきてくれたら、ちょっとリファンドするよ」と言われて、ハッとした。
そういや、卵のケースって汚れてもいないし、また使えるのに、無意識に捨てることに慣れていた・・・。

ドイツの卵ケースは紙製で、最終的にはリサイクルに出される。
さらに、オーガニック・スーパーなどでは、卵がカートンに並べてあって、自分でもってきた卵ケースに入れて買う光景もよく見る。
日本でも生協とかで、卵ケースの回収をしているところもあるらしいし、リサイクルされることは結構あるかもしれないけど、リユースとなると、まだ珍しいか。

最近、卵ケースを使って実物大の家を作るプロジェクトを知った。
まぁ、これはアート作品的なものなのだけれど、そんなこんなをThink the Earthで記事にしました↓。
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/art-design/854eggo.html

ちなみに最近ドイツでは、鶏の飼育に使われる飼料に、ダイオキシンが含まれていた事件が発生し、急激にオーガニック卵の需要が増えている。背景には、熾烈な価格競争で農家が安い飼料に手を出していると言うこともあると言われている。世界どこでもこの手のことって、よくおきるものだ。
先週いつもいく八百屋に行ったら、「今日はもう卵が売り切れちゃってねえ」と初めて言われた。
一時的なブームにならずに、オーガニック卵の需要が増えればいいけれど。
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by nakazawamlibra | 2011-02-01 06:43 | エコロジー


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