ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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ドイツ・カトリック教会の児童性的虐待スキャンダル

今年の2月あたりから、ドイツではカトリック系学校での聖職者による児童への性的虐待のケースが次々と明るみに出ている。何十年も前のケースから始まり現在に至るまで、数多くの事件が発覚しているらしく、ドイツでは連日のようにこのニュースが報道されている。
教会というオブラートに包まれているがために、なかなか発覚しなかったのだろう。
うう、恐ろしい。
なんというか、聖職者=本当に真っ白な聖なる人間という図式は、そもそも信じていないけど、それにしたってヒドイ話だ。

同じようなタイミングで隣人がたまたま貸してくれたのが、「なぜ僕がPater Pierreを殺したのか」というドイツ語のコミック。
読み進めていくと、司祭に性的虐待された12歳の少年が、大人になってその過去を振り返り、30代後半で自分の気持ちに整理をつけるために、司祭を訪ねると言う、本当の話(その少年が自分で書いている自伝)。
コミックなのだけど、最後の方は司祭を訪ねるときの実際の写真も入り混じる、不思議なコミック。絵も日本のコミックにないシュールさ。
そして、子供の視点から全てが書かれているので、どうして性的虐待を受けてしまうことになったのか、そしてそれを誰にも言うことができなくなったのか、など心苦しいほどリアル。

このような経験によって、子供の後の人生全てが台無しになったり、大人になってからその心の傷の深さに直面したりする様子がよくわかる。
こういうことをする大人は病気としか言いようがないけれど、衝動的な欲望のために、子供の人生や時には命を台無しにするなんて、本当に許せないことだわ。
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by nakazawamlibra | 2010-05-26 06:15 | 暮らし全般

子育てって、世界さまざま

ドイツ人ママたちに紛れていると、ドイツの「自立志向」子育てを実感することが多い。
新生児のころから一人部屋で寝かされていたり、泣いたらすぐオシャブリを突っ込まれたり、子供が泣いていても割とお母さんたちはじっと見つめていたり、断乳が早い・・・などなど。
「親・夫婦と子供は別物、子供も自立した個」という考えがベースにあるように思う。

日本にいる友人が知人から言われた言葉:
「3歳までは抱っこしてあげた方がいい。男の子なんて特に、中学生にもなったら相手にしてくれないんだから」

ドイツ人の旦那さんが言っていた言葉:
「どうせ男の子なんて後10年で離れて行って、そのあと残るのは夫婦なのだから、子供ばっかり構ってないで、今からもっと夫婦の時間や関係を大切にしなきゃ」

うーん、この二つは見事に日本とドイツの違いを表しているような。

子供の遊びグループや幼稚園でも、なんとなく違いを感じる。
今息子はドイツ人の子供向けの遊びグループに毎週2つほど参加しているのだが、最近日本人の子供向けのグループにも参加してみた。
ドイツ人グループでは、最初と最後に歌を歌ったり、手遊びをするものの、基本的にはその空間で子供がやりたいことを自由にやらせることが多い。一方、日本人グループでは、何時から何時までは歌、そのあと工作、そしてダンスといった形でプログラムが割とかっちり決まっている。
1歳児にかっちりしたプログラムなど通用せず、わが息子はもっぱらドイツ人グループを満喫し、日本人グループでは毎回ぐずっている。

現地幼稚園の見学に行ったときに驚いたのは、「その日にやることは、子供たちに決めさせます」ということ。
日本の幼稚園だと、割とその日何をやるかは決まっているように思う。

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そんなこんなで、ドイツは子供の自主性・自立を重んじる傾向にあるかな。
個人的には、子供には自分で物を考える子になってほしいので、ドイツ式に「なるほど!」と思うことは多い。
ただ、ドイツが良くて日本が悪いということではない。
日本式の方が、他者の尊重というか周りの子供たちとの調和を大事にする心が育つのかなぁとも思う。
(ま、それもこれも、結局は一人一人の子供によって様々なのだけれど)

それに、ドイツの幼稚園だと、子供の自主性=先生があまり面倒を見ないという部分もあり、幼稚園もちゃんと選ばないとイマイチなことになるらしい。

生まれた時からの子供の扱いの違いを見るにつけ、こりゃあ大人になって国や文化による違いが顕著になるわけだと改めて思う。ま、つきつめれば、家庭によって違うってことだけど。
さてさて、我が家息子は、いいとこどりできるかなぁ。
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by nakazawamlibra | 2010-05-26 05:41 | 子育て

フェアトレード朝ご飯!

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つい先週末まで、Fairtrade Breakfastというキャンペーンが世界中で行われていた。
その名も、「フェアトレード朝ご飯」。
よく目にするフェアトレード商品と言えば、コーヒー、紅茶、ジャム、ココア、砂糖、フルーツジュース、バナナなどなど。つまり、朝ご飯にぴったり。
世界21カ国11万人以上が、このキャンペーン期間中にフェアトレード食材を使った朝ご飯を食べたとのこと。
我が家も、フェアトレード・バナナやジャムなどを朝ご飯に使っています。
例えば、コーヒーだけだったとしても、それを毎日飲めば、どこかのコーヒー農園のおじさんが少しでもいい暮らしができるかも。
↓Think the Earthのニュースサイトに記事を書きました。

http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/food/ftbreakfast.html
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by nakazawamlibra | 2010-05-26 05:10 | フェアトレード

VS クリーニング屋

普段クリーニング屋を使うことはあまりないのだが、この季節はダウンコートなど家で洗濯できない冬物が出てくる。そんなわけで、近所のギリシャ人のおばちゃんがやっているクリーニング屋へ。
近辺には他にもいくつかクリーニング店があるのだが、ここは比較的安いのと、ギリシャ人のおばちゃんたちが結構いい味出しているので、時々行っている。

・・・が、しかし。
ベビーカー用のダウン素材のカバーが、クリーニング屋から返ってくると、パーツがなくなっていたり壊れていて、もはや使えない状態に。
おばちゃんの所に行き、「先週これを受け取ったのですけど・・・」と言いながら壊れた部分を見せると、こちらの要望はこれから話そうとしているのに、速効遮られ、
「そんなことはクリーニング屋ではどうしようもない。何もできない。ここを見て(壁に貼られた価格表)!ボタンなどの副素材について賠償しませんと書いてあるでしょ」と機関銃のように言われる。

そんな壁に貼ってある価格表の一番下に一文さらっと書かれても、じっくりそこまで見ていない。
おばちゃん曰く、これはドイツの法律で決まっているというのだ(洋服自体が汚れたり色落ちしたり切れたりしたら、彼らが加入している保険で弁償してくれるとのことだった)。
確かに、洋服によっては古いボタンや部品がついているものもあるだろうし、そんなこんなを全部クリーニング屋が責任を負うことはできないとは思う。
でも、クリーニング屋としてのプロフェッショナリズムはいずこへ!?
例えば預かった時に物を見て、もし破損するようなリスクがあるなら、事前に説明するのがプロじゃないのかい。繊細なものこそ、クリーニング屋に出すのに。

いずれにせよ、そのような文言が記載されていたら、それ以上の要求がしにくい。
ある意味クリーニング屋の言い分も理解できるけど、クリーニング屋がそういうことに全く責任を持たないのだったら、何もクリーニングに出せないような気持ちもして、しっくりいかない部分もある。

ということで、話し合った結果、最終的にはこちらが新しい部品を持ち込めば、ただでお直しをしてくれるということで折り合った。
ドイツに限らず日本でもクリーニングの苦情はすごく多いらしい。こちらにいる日本人でも、今回のような出来事が多いからクリーニング屋を避けている人も結構いるとか。

普段は気のいいおばちゃんだけど、やっぱりこういうことがあると絶対謝らないってのが、こっち流だわと思った。日本だと、謝る文化とサービス大国だけに、とりあえず一応は謝りそうなところだけれど。
ま、折り合ったら、また元の気のいいおばちゃんに戻ってたけどね。
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by nakazawamlibra | 2010-05-12 05:31 | 暮らし全般

ラッパー親子の洗礼式

夫は生まれてから11歳までドイツで育ったのだが、その頃の幼馴染とは未だにやりとりしている。
彼女の弟Frederick(これまた幼馴染)の息子が洗礼を受けるという話になったので、サプライズで乗り込もうということに。

彼らは、ハイチ人とドイツ人を両親に持つ兄弟で、Frederickはラッパー。こちらのMTVにも出たことがあるようで、結構頑張っているらしい。
良くないのだけど勝手な先入観で、ラッパーと言うと社会や伝統などに対して割と批判的なイメージがあったのだが、今回の息子の洗礼式のために、現在の住まいであるスイスからわざわざ故郷のドイツ・ハイデルベルクの教会に舞い戻るのだと言う。

そんなこんなで、私たちも車で3時間のハイデルベルクへ。
夫がいることなど想像もしていないFrederickは、夫を素通り。10年ぶりなので立派な40代(笑)となった夫がわからないのも、無理もない。声をかけると、「うそだろ!?」と驚きと盛り上がり。
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洗礼式自体はあっという間に終わってしまったが、その後は教会脇の中庭で小さなパーティー。
Frederickの奥さんは、イタリア人の両親を持つスイス人。Frederickのお姉さんはトルコ人と結婚。
そんなわけで、パーティーはドイツ人、ハイチ人、スイス人、イタリア人、トルコ人、日本人と国籍入り乱れた会となった。
こんな風に色々な血と文化がミックスされていくんだなぁ~・・と思うと同時に、各国に散り散りになっている家族や友達が集結する様を見るにつけ、原点は国籍じゃなくて故郷なんだよなぁと思ったり。
なかなか楽しいイベントでした。
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by nakazawamlibra | 2010-05-12 05:03 | 暮らし全般

旅行業界もオーガニック&フェアトレード!

ドイツは、食べ物を中心にBIO(有機)がかなり普及しているだけに、旅行もBIOが結構ポピュラーになっている。BIOホテルはドイツ国内に34あって、ホテルで出される料理や飲み物、部屋のバス用品は全てBIO。建物も自然素材のところが多い。

去年の夏、北ドイツのBIOホテルに泊まったのだが、woodyなホテルは素敵で、ホテルの目の前に広がる大きな庭にはリンゴの木の下にハンモックがかかり、子供たちがサッカーをしたり、砂場で遊んだり、周辺の森では子供向けのプログラムが行われていたりと、それは気持ちの良い場所だった。(この時の様子は、エコロジーのカテゴリーで以前紹介しましたが)

↓Think the Earthのニュースサイトにも記事でまとめました!
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/travel/bio-hotel.html

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by nakazawamlibra | 2010-05-12 04:23 | フェアトレード


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