ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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ハンガーストライキ!

これまで母乳で息子を育ててきて、1歳前には飲む回数がようやく1日1-2回になってきていた。
「これで、自然にフェードアウトできたらいいなぁ」
と思っていたのもつかの間、1歳を過ぎてからのこの2ヶ月、
物事が色々理解できるようになったらしく、急に「お母さん、お母さん」モード加速。
そして、おっぱいを飲みたがる回数が次第に増えていくではないか!
正直、私の母乳はもはやほとんど出ていないような状態。
それなのに、飲む時は口元が笑っているほど、嬉しそう。
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子供にとって自然に欲しくなくなって卒業できる「卒乳」がいいだろうなぁと思うが、
一方で、このままズルズルと回数が増えていっては、やめるにやめられなくなるのではと不安も。
息子はもう歩けるようになって2カ月。
ドイツの小児科医からは、
「赤ちゃんが肉体的に母乳を必要とするのは1歳まで。1歳以降母乳を与えるかどうかは、後はお母さんの判断です。止めることを決めたら、完全に止めてください。1日1回だけならいいとか、そういった概念は赤ちゃんには理解できず、なぜあの時はくれて、この時はくれないの?という風になるので、止めるなら完全に止めることです。」
と言われた。

そんなある日、断乳せざるを得ないきっかけがあり、
「よし、断乳しよう」と思い立った。
日本では結構行われているように、おっぱいに絵を書くことにした(これは、ドイツではありえないらしく、みなに驚かれる)。

猫の絵を書いて、「おっぱいはもう猫になっちゃったから、バイバイね」と何度も言い聞かせると、
その日はちょっと悲しそうな顔をして、バイバイと手を振る息子。
私もちょっとセンチメンタルな気持ちになる。

・・・・が、しかし、これで終わるわけはない。
あれから1週間。息子は完全に情緒不安定。
運悪く、断乳の翌日から風邪を引いたこともあり、朝から晩まで泣き続ける。
猫の絵を見せると、一瞬ぼんやりした顔になり、また泣く。
そして、いつもは大好きでよく食べる海苔巻やはんぺん、さつまいもなども受け付けず、飲み物をあまり飲まなくなった。
ハンガーストライキか!?
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こんなに不安定になるくらいなら、やっぱりあげたほうがいいのか・・と迷う時もあるが、
断乳はいつやっても彼にとっては辛いものなので、始めたからには根気よくやらなければと思う。
息子にとっては、今まで守られていると思っていた安心感が急になくなったも同然で、情緒不安定になるのも無理はない。
息子にとって、初めての試練。
泣かれ続けたり、食べ物を食べてくれなかったりと、こちらにとってもなかなかハードな日々だが、
息子の方が辛いだろうから、根気よく頑張るしかないなぁ。
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by nakazawamlibra | 2010-02-28 04:31 | 子育て

そういえば、ここにも米軍基地

ドイツ人との会話の中で「ほら、あそこには米軍基地があるのよね」
という言葉が出てきて、はっとした。
そうだ、そういえばドイツも日本と同じ敗戦国だから、米軍基地があるんだった。
米軍基地問題というと、日本では、日本や韓国、フィリピンなどアジア近辺のニュースばかりを聞いていたので、「ヨーロッパの米軍基地」というイメージがすっかり葬り去られていた。

そもそもドイツは、第2次大戦の主役といってもいい国だったわけで、戦後は米軍のみならず各国の軍が駐留していた。
1994年までソ連軍もいたし、現在もNATO軍として米・英・仏・蘭・伊が駐留しているそうだ。
米軍については、ドイツは欧州で最大の駐留基地で、陸上の兵力で見ると日本の1.5倍以上はいるらしい。

日本では、普天間問題をはじめ米軍基地問題は常に熱い。
ドイツではどうなの?と思い、何人かに聞いてみると、概してニュートラル。
ある知人曰く:
「いや、別にあまりネガティブな議論はないなぁ。何しろ戦後はアメリカだけじゃなくて色々な軍がいたから、ある意味慣れちゃっているのかもね。それに、どちらかというと米軍基地がある地域は経済的にそれで潤っているから、そういう捉え方のほうが多いのかな。」

また、別の旧東独出身の友人に聞いてみたところ、やはりネガティブな感じはなく、ちょっとニュアンスが面白い。
「そうねえ、米軍問題がネガティブに議論されることはあまりないような気がする。どちらかというと、戦後のドイツの発展はアメリカがなければなかったという部分もあるからかな。でも、これは私が旧東独出身だから、余計にアメリカに救われたと感じているのかもしれない。」

なるほど、同じドイツでも旧西ドイツか東ドイツかで、確かに感じ方はかなり異なるだろう。
しかし、その友人は私とほぼ同じ年。考えてみれば、壁が崩れたのは1989年なのだから当然なのだけれど、私たちの世代でも壁の時代の影響を大きく受けているのだなぁと改めて実感した。

それにしても、同じ敗戦国でありながら、米軍に対するとらえ方の違いに驚いた(数人にしか聞いてないので、大多数の意見がどうかはわからないけど)。
どちらかというと、当然ドイツでもネガティブな議論が多いのかなぁなどと思っていたのに、結構冷静だった。

やはり日本は、自国の軍もなく、また米軍は原爆を落とした当事国でもあり、アメリカに対するドロドロした感情が先に来るから、ドイツとは同じ土俵で語れないのかなぁ。
米軍がいなかったら、有事の時に日本は自分を守れないし、沖縄などは米軍がなくなったら経済的にかなり打撃を受けるに違いない。

でも、やっぱり私はこの日本のあいまいな立場が嫌だなと思う。
唯一の被爆国であり、戦争をしないという平和憲法を持っていることを誇っている一方で、
直接的でないにしろ補助的活動として米軍や多国籍軍をサポートすることは、
結局自分が手を下していないだけで、イラクなどでの戦闘に加わっているのと同じだと思う。
外国人に平和憲法の話をしても、戦闘というものに全く関わっていないとはっきりは言えない。
そのどっちつかずの立場が、もどかしい。

米軍のイラク侵攻以降、アフガニスタンをはじめ世界はよりひどい状況になっている。
理想主義すぎるかもしれないけど、そんな時代だからこそ、日本は本当の意味で戦争をしないという選択を、誰よりも先に世界に示せたらかっこいいのになぁ。
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by nakazawamlibra | 2010-02-27 22:13 | 暮らし全般

激安チェーンに物申す!キャンペーン

ついこの間、日本のトップ・ブランドであるコムデギャルソンの代表川久保玲さんが、日本の雑誌のインタビューで、今日本で流通し始めている激安ジーンズの陰に、劣悪な労働環境で働かされている人々がいることに対して苦言を呈したということを耳にした。

雑誌がこちらで手に入らなかったので、詳細は分らないが、ああいう有名な人がこういう発言を日本ですることってあまりないように思うので、おっ!と思った。
例えば、ユニクロが990円ジーンズを発売したらしいが、なぜそんな値段にできるのか!?
真相はよくわからないし、大企業ゆえに全体の中のバランスで目玉商品を安く設定することもやりやすいのかもしれないけれど、990円が小売価格なら、日本での各種費用や海外輸送費などなど考えると、いったいジーンズを作っている人にはいくら残るのかなぁ。

これは、日本だけじゃなくて世界中で起こっていること。
ちょうどThink the Earthのニュースサイトで、ドイツの激安チェーンをめぐるキャンペーンについて記事を書いたところなので、見てみてください!

http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/living/betterbargain.html

それから、2年くらい前だったか、日本で見た「女工哀歌(女工エレジー)」という映画。
中国のジーンズ工場で働く女の子たちのドキュメンタリー。
朝から晩まで働き続け、逃げないように月給が支払われなかったりと、それはヒドイ状況。
それでも、彼女たちは仕事を失うのが怖くて、耐え忍んで働く。
そんなことまでしてできたジーンズ、安いからって買いたい?と思わざるを得ない。
どうやって映像を撮ったのかなぁなどと疑問も沸くけれど、いずれにせよ現実を知るのに、
一見の価値ありです。
http://www.espace-sarou.co.jp/jokou/
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by nakazawamlibra | 2010-02-25 05:51 | フェアトレード

鼻風邪にはカモミール・スチーム!?

鼻風邪を引いて、鼻をズルズルしていたら、
何人かのドイツ人から「カモミール・スチーム(Kamillen Dampf)やったら?」と言われた。

カモミール・スチーム・・・?初耳だ。
ということで、薬局に行くと、カモミールの花のつぼみも入っている方がいいと言われ、薬局オリジナルのブレンドを作ってもらった。
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まずボールにカモミールを大さじ何杯か入れ、そこに熱湯を注ぐ。
ボールの上にタオルで蓋をして、5分~10分待つ。
十分蒸気ができたら、ボールに顔を突っ込み(熱湯にはつけません)、頭からタオルをかぶって、
蒸気が逃げないようにする。
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そして、5分くらいボールの中で、鼻で蒸気を吸いこんでいるうちに、
スっと鼻が抜けた!
ただ、1時間くらいしたら、やっぱり少しズルズルが戻ってきたけれど、
これを1日2回くらい続けるといいらしい。

蒸気の効果なのだろうけれど、カモミールってのもいいのかしら。
カモミールには、沈静と抗炎症作用があるらしい。
薬局ブレンドのカモミールの説明を見てみると、
胃腸系の病気やけいれん、肌や粘液系の炎症に効果があるとのこと。
使い方としては、今回やった蒸気吸入のほかに、「飲む、うがい、シップ、洗浄」と
あらゆる使い方ができる。

ふーむ、あなどれない。
市販の点鼻薬だと、もっと急激に長時間に渡り効くのかもしれないが、
鼻の中を痛めると聞いたことがあるので、こういう方法のほうが私はいいなぁ。
妊娠から授乳期(今もだけど)に渡り、風邪を引こうが胃腸がおかしかろうが、薬を飲むことはできないので、薬以外の方法でいかに治せるかを調べたり考えたりする。
出産を経ると、体のことやら食べ物のことなど考え方が結構変わるので、いい機会だなぁと思う。

ちなみに、カモミール・スチームは、ボールの中で顔全体を蒸すので、お肌もいい感じだった!
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by nakazawamlibra | 2010-02-15 06:31 | Health

挨拶の文化

ドイツではスーパーなどのお店のレジで、店員とお客さんが必ず「こんにちは」と挨拶を交わす。
日本でも、店員さんが「いらっしゃいませ~」と言うけれど、大手スーパーなどでお客側から「こんにちは」と挨拶することってあまりない(行きつけの個人商店などは別だけれど)。

さらに、エレベーター。
エレベーターで誰かと一緒になると、ここでも必ず挨拶を交わし、さらには何かしら小さな会話も生まれることもよくある。

そして、病院の待合室。
待合室に入る時も、すでに待っている人々に対して「こんにちは」と挨拶をする。
特に病院の待合室は、挨拶するという習慣が私は全くなかったので、最初無言で入って行ったら、その後来る人来る人みんな挨拶するものだから、「あ~、そうだったのか!」とちょっとビックリ。

でも、やっぱり、こういう挨拶文化は気持ちがいい。
日本でも、みんな無言のエレベーターは何となく気まずい感じを覚える人は多いのでは。
それに、たった一言挨拶をするという習慣があるだけで、挨拶のあとに自然と見知らぬ人と会話が始まる機会が増えるように思う。
ドイツでは、お店やエレベーターなどに限らず、例えば電車などでも、隣り合わせの人がふとしたことで気軽に会話したりする風景をよく目にする。

やっぱり、何はともあれ挨拶からってことか・・・。
できたら日本でもこの習慣を続けたいけど、帰ったらすぐ同化しちゃうのかなぁ。
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by nakazawamlibra | 2010-02-12 05:35 | 暮らし全般

世界最大級のオーガニック・フェア X フェアトレード

毎年ドイツでは、世界最大級のオーガニック・フェアが開催されている(なんと出展企業は約2500社)。
今年のフェアのテーマは「Organic+Fair」で、フェアトレードにスポットライトが当たっている。
Think the Earth Projectのニュースサイトで、このフェアについて記事を書いたので、↓読んでみてください!
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/food/biofach.html

本当は、旦那に子供を預けて見に行ってみようかと思っていたのだが、
よく調べてみると企業関係者しか入場できないということで、断念!
まぁ、だからこそ、ビジネスだけに集中できる展示会になるのだろうけれど・・・残念だなぁー。
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by nakazawamlibra | 2010-02-12 05:07 | フェアトレード

家族のあり方

ドイツに来てみて、家族のあり方って、本当に多種多様だなぁと思うことがよくある。

先日、隣人の息子の1歳の誕生パーティーがあった。
3組の親子が来ていたのだが、そのうち1組は「お母さん+お母さん+息子(1歳)」。
女性同士のカップルで、片方の女性の妹の旦那(要は義理の弟)が精子を提供したらしい。
精子バンクなどではなく、近い親せきから精子を提供してもらった理由は、息子がいつか本当の父親に会いたいと言い出した時に、ちゃんと説明して会わせることができるようにしたいからだという。
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一緒に来ていた夫は相当衝撃を受けていた(笑)
しかし、周りはまるで普通に受け入れており、もともと同性愛の友人や知人もいる私も「ああ、そうなのかな・・」と思った程度であった。

とはいえ、日本でも同性愛の人に出会うことは時々会っても、そのカップルが子供を育てているケースはあまり目にしない。
日本に比べると、ドイツは社会の中で同性愛者がより普通に受け入れられているように感じるので、このような家族のあり方も結構あるのかな。

また先日、最近仲良くしているドイツ人ママと話していた時のこと。
彼女は結婚して数年間ずっと赤ちゃんが欲しかったが、なかなかできず、
そこで夫と話し合って、カンボジアの孤児を養子として迎えるようと決めた。
そして、その手続きを始めるための面接の日の前日、妊娠が発覚したのだという。
最終的には、その時養子を迎えることはやめにしたのだが、その選択肢が
今後消えたわけではないようだ。

ドイツも含めて欧米では、人種の異なる養子を迎えることは珍しくはない。
しかし、日本では、不妊に悩む夫婦が養子を迎えるという選択はかなり珍しいだろう。
私はまだ親としての経験が1年しかないので確証はないけれど、
毎日その子と接して成長を見守っていると、実の子だろうと養子だろうと、そのかわいさは同じなのではないかなぁと想像してしまうものの、その決断はそう容易にできるものではない。
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人の生き方はこれだけ多様になっているし、家族のあり方も色々な可能性があっていいと思う。
それに、どのような家族が幸せかなど誰にも言えない。
一見幸せで立派そうにみえる家族で、離婚や最悪の場合殺人が起きたりするのだから。

ただ、今回のいずれのケースでも、子供がいつか本当の親に会いたいと思う時が来るかもしれない。
たとえば思春期などを迎え、周りと少し違う家族のあり方に反発するかもしれない。
子供の意志とは別に、親の選択でこのような多様な家族を作った以上、相当の責任とそういう葛藤は避けられないのかもとも思う。

変わりつつある今の世代の家族のあり方。
そのなかで育つ子供たちが未来の社会を担う頃は、社会や家族などに対する価値観がどう変わるのかしら。
少なくとも多様性をもっと受け入れる社会になっているだろうと思うし、そうなればいいなと思う。
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by nakazawamlibra | 2010-02-06 06:01 | 子育て

地球ニュース・リポーターになりました

Think the Earthプロジェクト」。
エコロジーとエコノミーの共存をコンセプトに、環境や社会問題について情報発信をしたり、様々な商品やサービスを企画している。

そんなThink the Earthプロジェクトのニュースサイト「Think Daily」で、月2回ほどドイツのフェアトレードやエコロジー事情について、小さな記事を書くことになった。
もともとエコロジー情報が中心のサイトなのだけれど、きっとフェアトレードなどの社会問題にも関心の高い読者層なのでは・・・と思い、コンタクトしてみたところ、興味をもってもらい、始めてみることにしたのだ。

日中に私が何かに集中しようとすると、必ず1歳の息子がギャーギャーと喚き出すので、
1日のほとんどの時間を息子に捧げているのだが(笑)、夜空いた時間で少しでもフェアトレードに関わることができたらいいなと思っていたので、私にとってもありがたい機会!

ということで、1回目の記事が出たので、お暇なときにでも是非見てみてください。
他の記事も、普通の新聞やテレビでは触れられないような、面白いニュースばかりです!
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/food/eu.html
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by nakazawamlibra | 2010-02-02 06:15 | フェアトレード


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