ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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「敬語」と「タメ語」の境界線

どの国でも、敬語とタメ語(のようなもの)を使い分けるラインがあると思う。
日本であれば、何となくの感触で、そろそろタメ語を使っても大丈夫そうかなと思えるラインがわかる(いや、間違っている時もあるかもしれないが・・・)。
しかし、海外に来ると、その微妙なラインがわかりづらい。

英語であれば、言葉自体に敬語とタメ語のラインがはっきりしていないので、その意味で苦労することはあまりない。
しかしドイツ語では、英語のYouにあたるものが、敬語のSieとフランクなDuの2種類にわかれる。
SieかDuかによって、全ての動詞、形容詞などの変形が変わってくるので、大変。

ドイツに来る前に聞いていたのは、
ドイツではまずSieで話して、Duで会話する際には必ず、
「Duでお話ししてもいいですか?」とあらかじめ聞かねばならないという。
そんなのは教科書の中の話であって、本当はそこらへんはナアナアで自然にDuに変化していくのでは?と思っていたのだが、やはりあまりナアナアではなかった。

しかし、私には「Duで話していいですか?」と言いだしていい相手なのかどうかも、判断しづらい。
例えば、先日我が家で息子の誕生会を開いた時、お母さんたちに混じって、一人だけ休み中だったお父さんもやって来た。
そのお父さんと私は初対面だし、少し年上な感じだったので、疑うことなくSieで話を始めたら、
即刻「そんなSieだなんて!Duで話してよ」と言われた。
私としては、SieとDuは日本語で言う敬語とタメ語の感覚だったので、初対面のお父さんに
普通最初からタメ語で話すことはありえないだろうと思っていたのだ。

50歩くらい譲って、同じくらいの年齢のお父さんだったら、初対面でもタメ語もありえるかなとも思う。
しかし、先日両親の友人である60歳近いドイツ人・フランス人夫婦の家に遊びに行った時も、冒頭に「Duで話しましょうね!」と言われた。いくら親しくても、親ほども年上の人に対してタメ語というのは、日本の感覚ではありえない(家族同然の人なら別としても)。
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うーん、日本語の敬語とタメ語とも、また感覚が違うんだなぁ・・・と、また訳がわからなくなった。
ドイツ人やドイツに長く住む人に聞いても、どうもよくわからないのである。
ま、要は人それぞれってことになってしまうのだけれど!
ということで、私は相手から「Duにしよう!」と言われるまでは、危険は冒さずにいます・・・。
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by nakazawamlibra | 2010-01-30 06:24 | 暮らし全般

虫想いな八百屋

いつも行く有機野菜屋で、りんごを買った時のこと。
レジに持っていくと、お店の人がりんごを手に取り、「あら!」と言った。
りんごのヘタの部分に、小さな赤いてんとう虫。

「あらー、あなた今日はラッキーな日ね!」
ドイツでは、てんとう虫は幸運を運ぶラッキーチャームとのこと。
確かに町中でも、てんとう虫柄っぽいドットの小物などを見かける。
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てんとう虫は、まだ生きているようで、ぬくぬくとリンゴの上に収まっていた。
お店の女性は、「別のりんごと取り換えるわね」と言い、
そしてこう続けた。
「今日みたいな寒い日は、このてんとう虫にはちょっと大変でしょうからね。
この店で休ませてあげましょう。」

虫が付いているから、新しいものと換えると言ったわけではないのだ。
てんとう虫を想ってのこと・・・・なかなか素敵な一言。

いつもここで買う野菜は、虫が沢山住んでいるだけに、納得。
虫想いな八百屋だわ。
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by nakazawamlibra | 2010-01-28 20:49 | 暮らし全般

おつきさま、こんばんは

最近1歳になった息子が、歩きだすと同時に、メキメキと言葉を理解するようになっているので、
毎日絵本をたくさん読んでいる。
とはいっても、長いストーリーに耐えられるほどの忍耐力はないので、
「やさい」とか「くだもの」といった1ページに一つの物が描かれている絵本がほとんど。

その中でも私のお気に入りはコレ。
おつきさま こんばんは(林明子著
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大半の絵本が、明るい色調で楽しい雰囲気の絵本なのだが、
この本だけはシックで、静かで、穏やかな感じ。
ストーリーは、ただお月さまが昇っていくだけなのだけれど、なかなか素敵です。

しかし、息子にはまだあまり受けていない・・・・
私が読みたいから、読んでいる(笑)

そして、最近知ったドイツの絵本で、とてもかわいく、独創的だったのが、
"Johannna im Zug"
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「電車に乗ったヨハンナ」とでも訳すのだろうか。主人公はブタで電車の中での様子を描いている。
面白いのは、絵本のストーリーが進行している最中、この絵本を描いている作者が、主人公のブタと話し合いながら、ストーリーを途中で書き直したりする様も描かれていたりする。

いずれも日本のアマゾンで買えるので、オススメです!
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by nakazawamlibra | 2010-01-19 05:50 | 子育て

ハイチの大地震

日本でも沢山ニュースが流れていると思うが、1月12日にハイチでM7の大地震が発生した。

ハイチの首相によれば、約30万人が家を失い路上生活を強いられており、死者は10万人~20万人に及ぶだろうとの推測がなされている。
貧しい国でのこうした災害は、ただでさえ苦しい生活をしている人々を、さらに地べたへ叩きつける。

普段は、寄付よりもフェアトレードのような自立を支える方法を選んでいるものの、こういった大災害が起こった時は、とにかく緊急的な支援が必要。なので、なるべく寄付をするようにしている。
今回は、夫が「ハイチ、寄付したほうがいいよねえ」と声をかけてきた。

ただ、他の人も同じだと思うけれど、いつも「どこに寄付しよう??」とまず考える。
日本赤十字ユニセフ、各メディアやNGOなど様々なところが募金を開始する。
でも、多くの人がどこに寄付すべきか確信が持てないこともあって、恐らくメジャーな赤十字などにかなり多くのお金が集中するはず。

もちろん信頼できる機関なので問題ないとは思うが、一方でそれだけの大量の支援金が一極集中した時、果たして効果的に使いこなせているのかしら・・・と思ったりしてしまう。
なので、どちらかというと、自分が払うお金は少し違うところに分散させたほうが、また違うルートで違う人々に支援が届くこともあるかなぁと思う。

それに加えて、いつも私が大事だと思っていることは、災害がある程度落ち着いた後でも、継続して支援している団体かどうかということ。
大災害は、起きた直後は沢山の注目を浴び、沢山のお金が集まるが、人々の関心はあっという間に違う事に向いていく。
でも、そこに住む人々にとっては、その後どうやって生活を立て直していくかも大事。
だからこそ、災害があった地域なり国で、それまでも地道に支援プロジェクトをやってきた団体を選ぶことで、継続的な支援につながっていくのかなと思っている。

ということで、毎回インターネットやそのほかの情報から、その地域で地道に活動していそうなNGOを調べて、寄付先を決めることにしている。
今回はハイチで20年以上に渡り、教育や保健衛生の分野で支援プロジェクトを行ってきたというSave the Childrenに寄付をすることにした。
もちろん、もっと他にもそのような団体は沢山あると思うけれど。

一人一人の寄付は小さくても、どこかの一人の子供がその日の食事にありつけているかもしれない。
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by nakazawamlibra | 2010-01-18 01:54 | フェアトレード

街頭の立ち読み

街を歩いていると、よくこんな風景を見かける。
みんな、何を見ているのか?
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街中の壁に、新聞が貼ってあり、それを人々が読んでいるのだ。
日本では、毎日新聞を配達してもらっている家庭が結構多いので、これは何だか不思議な光景。
どうやらドイツでは、配達で新聞を読む人は少ないらしく、毎日もしくは読みたい時にキオスクなどで買うか、このように町中に貼ってある新聞を読んだりするらしい。

なんか落ち着いて読めなそう・・・と思ってしまうなぁ。
日本の吊皮広告的な感じなのだろうか。
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by nakazawamlibra | 2010-01-11 05:56 | 暮らし全般

日本人って・・・

ベビー向けのSpiel Gruppe(遊びグループ)で知り合ったお母さんたちと、
毎週1回それぞれの自宅に集まって、赤ちゃんたちを遊ばせている。
1月2日は息子の1歳の誕生日だったので、その数日後に我が家で小さな誕生会を開いた。
まぁ、ベビーたちは何のことやら全く理解していなかったと思うが(笑)
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その時に、ドイツ人ママたちがこんなことを言ってきた。
「ねえねえ、あなたは声がひくいけど、日本人ってたいてい声高いよね~」
「あとさ、内股で歩く日本人女性が多いのって、なぜなのかしら」

みんなの素朴な疑問だったのだが、なんとなくニュアンスは別に褒めていない(笑)
内股で歩く女性が多いのはなぜか・・・と聞かれると、ちょっと答えに窮したが、
「うーん、正座の暮らしや着物だと内股になりがちだったりするから、そういう骨格が受け継がれているのか、後は小さな女の子や若い子の間で、内股が少しかわいいと思われる時代もあったりしたからかなぁ」などとつぶやいてみた。

そういえば、先日そのうちの一人のドイツ人ママと、ベビー連れで美術館に遊びに行った時、
「一度聞いてみたかったんだけど、なぜ多くのアジア人って、足音を鳴らして歩くの?」
と言われて、アジア人ひとくくりなの!?とビックリ。

実は、私は歩き方があまり美しいとは言えず、よく足を引きずるように歩くので音が出てしまうのだが、それは私の悪い癖だと思っていたのだ。
「え、それってアジア人の共通の特徴だなんて、考えてもみなかったけど・・・」と私。
しかし、彼女曰く、町中で歩いていて、背後から足音が聞こえて振り返ると9割はアジア人だと言う。

そう思って見るからそういうアジア人ばかりが目につくだけで、静かに歩くアジア人は注目していないだけでは…!?と思ったり。
真実のほどは別として、なぜ・・・と聞かれると、答えに窮した私。
「うーん、家の中で靴をはかずに生活しているからとか?何だろう・・・」
その後色々話していると、例えば彼女の家庭では音をたてずに歩くように親から注意されていたらしく、他の友人の家庭でもそういうことがあったらしい。

ドイツと日本の家庭教育の違いなのか!?
真相は不明だが、例えば「後ろから来た人にはドアを開けてあげる」といったことは、ドイツでは多分常識のように家の中で教わることなのだろうが、日本ではあまりないなど、家庭の中で何を教わるかは、その国の価値観をよく表しているような気がする。

うーん、海外で暮らすと、こちらが思ってもいない特徴を指摘されたりする。
ま、逆もしかりで、こちらも「なぜ・・?」と思うことは多いので、それをお互いシェアするのが
面白いことなのだろうけれど。

しかし、「XX人って○○だよね~」という話題は面白い反面、それが偏見につながりやすいことでもあるなぁとも思う。
足音の話もそうだけれど、「こうだ」と思って見ると、そういうものばかり目について、「やっぱり!」と思ってしまうことが多いのでは。もちろん、それは事実の一端ではあるのだけれど・・・。
例えば、私的には、「厄年」と同じような気がする(厄年と思うと、嫌なことばかり目につくとか。個人的にはそういうことは信じていないが)。

ということで、なるべく「XX人って、こうだよね!」という見方はしないようには気をつけているものの、
知らぬ間にそういう目で見ていたりすることもある・・・。要注意、要注意!
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by nakazawamlibra | 2010-01-11 05:49 | 暮らし全般

フェアトレード・アイス BEN&JERRY'S

隣に住むカナダ人の友達が、散歩帰りに我が家へ立ち寄り、
「このアイス、超美味しいから、食べてみて!それも、フェアトレードだし!」
と言って差し出したのが、このアイス。
バナナアイスにチョコクランチとナッツが入っていて、確かにメチャクチャ美味しかった~(しかし、ハイカロリー・・・)
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BEN&JERRY'S、皆さん知ってますか?
1978年にアメリカでBENとJERRYという二人の若者が始めたアイス・ブランド。
アメリカでは、ハーゲンダッツと並ぶほどポピュラーらしい。
フェアトレードだけでなく、カップは90%再生紙で作られていたり、オランダの工場は再生エネルギーで稼働していたり、社会貢献意識の高いブランド。

2006年からフェアトレードによって生産された材料を使ったアイスを発売。
バニラ、チョコクランチ入りバニラ、チョコクランチ入りバナナ、チョコレート・マカデミアの4種類
フェアトレードの砂糖、バニラ、バナナ、ココアを使っており、フェアトレード認証も取得している。

例えば、バニラはインドの農家で育てられたもので、農民が買いたたかれることなく適正な価格が支払われ、生産者にわたるお金の中からSocial Premium(社会的な活動への資金)として、有機農業の活動、学校教育や給食などにも充てられているという。
そのほか砂糖はパラグアイ、バナナはエクアドルから。
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同社のホームページでは、何人かの農家の人々のストーリーやビデオなどが載っている。
http://www.benjerry.co.uk/fairtrade/#

また同社の様々な社会的活動は、以下のレポートにもまとめられている。
http://www.benjerry.com/company/sear/2008/index.cfm

ドイツでは、BEN&JERRY'Sのアイスは、キオスクや映画館などでかなり売られている。
日本では食べられるの?・・・と思ったら、2001年に日本から撤退していた(以前はセブンイレブンで販売していたような)。残念!

フェアトレード・アイスクリームは、例えばイギリスではすでに8社が商品を展開しているようだ。

日本でもフェアトレード・アイスが食べられればいいのに。
誰かもう一度日本にBEN&JERRY'Sを呼び込んで~。
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by nakazawamlibra | 2010-01-09 06:38 | フェアトレード

赤子も泣きだす大晦日

ドイツ人にとって一大イベントのクリスマスが終わってしまえば、後ははじけるだけの大晦日。
12月31日は、日本のようなちょっとセンチメンタルな雰囲気・・・は、まるでなかった。
お店に行けば、ロケット花火だらけ(笑)
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そして、年越しの瞬間、ライン川沿いに溢れた人々は、一斉にロケット花火を空に打ち上げた。
川沿いだけではなく、我が家の目の前の道でも、沢山のロケット花火。
日本のような職人気質な花火はなく、それぞれが楽しんで打ち上げる感じ。

私たちは、息子がすでに爆睡中だったので、家の中から見たけれど、
ベビー連れで見に行くのはかなり身の危険を感じた。ロケット花火が確実にあたりそう・・・。
そして、そのうるさいことと言ったら!(という発言自体が、すでに年寄り感!?)
間もなくして、熟睡していた息子は泣きだし、しばらく寝つけずにいた模様。
きっとドイツ中の赤ちゃんが目を覚ましたに違いない。

明けて1月1日は、家の周りは花火の残骸だらけ。
でも、街は店など全くやっておらず、ひっそりしていた。

どうも年末年始の実感がわかなかったけれど、それはこんな大晦日やお正月のせいかしら。
「良いお年を!」という機会もほとんどなかったし、日本の忘年会のような雰囲気もなく、また今年は仕事もしていなかったので仕事納めもなかったからかなぁ。
やっぱり、年末年始は、あの妙なセンチメンタル感と除夜の鐘的な落ち着きがある日本が好きだなと思いました。
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by nakazawamlibra | 2010-01-08 23:48 | 暮らし全般


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