ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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ドイツ人と日本人の予防意識

今、世界中で新型インフルエンザの話題がもちきりだが、特にベビーや子供を持つ親は気が気でないだろう。

ドイツでも特に子供を持つお母さんたちが集まると、結構その話題が出てくる。
しかし、それは「予防接種を打たなければ!」という話の流れではなく、
「新型インフルのワクチンって、どうなのよ?安全性が疑わしいわよね。うちは子供には打たないわ。」という意見が圧倒的多数。
そして、ワクチンではない形で、例えばなるべく家にいるとか、くしゃみの仕方とか、そういう地味な部分での予防の話になっていく。

常日頃から感じるのは、ドイツ人は新型インフルに限らず、ワクチンに対して割と懐疑的な気がする。
赤ちゃんの予防接種にしても、日本では義務のものが多いが、こちらでは個人の判断に任されている。だからこそ、お母さんたちはそれぞれの予防接種について自分のベビーに本当に必要なのか、安全だと思うのか、まず自分で考えたり、医者に質問したりしている。
日本のように義務になると、そんなもんだと思って、そうしたベーシックな予防接種に疑問を持ったり考えたりすることが少なくなるように思う。

さらに、ドイツは日本に比べれば、そもそも「病気の予防」に対する意識はそんなに強くないような気がする。
例えば日本人にはお馴染のマスクについても、「あんなものをするのは、重症な病気を持つ患者だけよ。病気の予防にマスクなんてしない」ということを言う人が多い。確かに町中でマスクをしている人に出会ったことがない。
また、先日イソジンのようなウガイ薬を買おうと思って薬局に行くと、いずれの薬局でも「喉が痛いから薬がほしいの?」と聞かれ、予防のためのウガイ薬ということにすぐピンときてくれなかった。

一方、日本はどうなのだろう。
日本の状況はあまり分からないが、友人曰くママの間で新型インフルのワクチンに関する情報合戦が続いていると聞いた。1歳未満の乳児については対象外で親に打つという方針らしいが、1歳以上の幼児については優先対象と聞いている。
マスクにしろワクチンにしろ、とにかく日本人の予防意識って突出しているのかも。
よく日本人のマスクが海外でおもしろおかしく取り上げられることが多いが、ちょっと過剰なのかなぁ・・・。
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by nakazawamlibra | 2009-11-21 22:52 | 暮らし全般

オモチャ開発

赤ちゃんが生まれてからというもの、つい「これは刺激になるんじゃないか、面白がるんじゃないか」と思って、色々なオモチャを買ってしまう。

でも、オモチャが増えれば増えるほど、とりあえず子供に出来合いのオモチャを与えてしまって、親が子供と遊ぶ工夫をしなくなってしまうな・・・と最近思ったりする。

それに、最近わが子が好きなオモチャといえば、のど飴が入った缶、色々な缶のフタ、トイレブラシ、シューズキーパー、ゴミ箱の中・・・・などなど、結局そこらへんに転がっているものじゃないか!!「私と遊んで~」とキラキラしている市販のオモチャはいらないのか!?

ということで、たまたま段ボールがあったので、身近なものを使って、新たなるオモチャを開発してみました。
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段ボールの周りには、薬局で買った救急シート(表が金、裏が銀になっている)を張り合わせ、プチプチや缶のフタ、ヘアカーラー、ゴム、コットンパッド、袋の取っ手などをぺたぺた張ってみた。
だいたい息子が好きそうな物は分かっている・・・。
旦那は、「いやー、わけのわからんオモチャだなぁー」。

しかし、早速息子は箱につかまり立ちをして、色々触ってみたり、ひっぱったり。
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これ以外にも、お米と鈴を入れたペットボトルも人気。
毎週通っているドイツのSpiel Gruppe(遊びグループ)でも、色々な手作りオモチャが置いてあってヒントになる。
これからも、ちょくちょく日用品オモチャの開発しようかな。
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by nakazawamlibra | 2009-11-21 22:50 | 子育て

コスメもフェアトレード進行中!

ドイツはもう冬のように寒く、暗い・・・。
そして、寒い上に毎日硬水を使っているので、お肌がカサカサしてくる(もちろん、年もあるけど・・)!!

ということで、ドイツのオーガニック・コスメの先駆者であるWELEDAのハンドクリームを買った。
これは、この秋にWELEDAから新発売された「ざくろ」のハンドクリーム。
ざくろに含まれるプニカ酸という成分が、乾燥から来る肌のトラブルを抑える働きがあるのだとか。
香りもいいし、しっとり。日本でも販売されています。
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WELEDAは、オーガニック・コスメブランドとして世界的にも有名で、ドイツではかなりポピュラー。
普通のスーパーからドラッグストア、ナチュラル系のお店まであらゆるところで売っているし、日本に比べるとかなり安い。
WELEDAでは、単に化学肥料や殺虫剤を使わないという普通の有機栽培に加えて、さらに地球や植物のリズムを考えて栽培することで、その植物の力を最大限に引き出す「バイオダイナミック農法」というものをベースにしている。
シュタイナー教育で有名なシュタイナーが提唱した農法なのだそうだ。

バイオダイナミック農法・・・名前しか聞いたことがなかったのだけれど、なかなか興味深い。
例えば、土は朝に息を吐き、午後に息を吸うというリズムがあり、薬用植物の場合には、朝に植物内の液流が上昇するリズムがあるため、収穫をそのタイミングで行うのだそうだ。

実はこのザクロのハンドクリームは、トルコのフェアトレード農園で収穫されたザクロを使っている。
WELEDAでは、現在12のフェアトレードプロジェクトがあり、ブラジル、ペルー、トルコ、チリ、アルゼンチン、モルドバ、イタリア、フランスなどにある農園で、フェアトレードの基準に基づいてバラやアロエ、ラベンダーなどさまざまな植物を栽培している。
特にWorld Fair Trade Organization(WFTO)Fair Trade Labelling Organization(FLO)などからフェアトレード認証を受けているわけではないようだが、独自の基準でフェアトレードに配慮して生産しているということのようだ。
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フェアトレードというと、食品の世界が最もポピュラーだけれど、コスメ業界でもフェアトレードは進みつつある。老舗で言うと、イギリスのTHE BODY SHOPは、動物実験反対やオーガニック、そしてフェアトレードをかなり前から導入しているが、いまやそれ以外にもぞくぞくとコスメブランドがフェアトレードを始めているようだ。
オーガニック・コスメがこれだけ浸透し始めているのだから、その延長で自然だけでなく人にも配慮するフェアトレードが広まるのは、自然な流れような気がする。

この6月には、イギリスのFair Trade Foundationという認証機関が、コスメ分野では初めて5社のコスメをフェアトレード認証した。現在では8社になり、LUSHニールズヤードレメディーズ、そしてBoots, Bubble & Balm, Essential Care, Akoma, Visionary Soap Company, Urtekramの商品だ。これらのブランドの全ての商品がフェアトレードというわけではなく、一部商品だけれど。(詳しくは:http://www.fairtrade.org.uk/products/beauty_products/default.aspx)

日本でも、上で書いたLUSHニールズヤードレメディーズが進出しているし、LUSH系列で"B never too busy to be beautiful"というコスメブランドが、新宿ルミネエストなどに去年オープンした。
このブランドでは、製品のケースや原料の一部をフェアトレードで作っている。このブランドのように、コスメは食品に似て様々な原料を使うため、全ての原材料ではなく一部原料にフェアトレードを導入するケースも結構見かける。
最近では、フランスのForest Peopleというブランドが進出したりしているようだ。

そのほか、日本ブランドでは、「生活の木」がコミュニティ・トレードというコンセプトで、フェアトレードに近い発想で、シアバターのソープなどの商品を販売している。
(しかし、オーガニック・コスメ全般で言うと、日本では海外ブランドをよく見かける。資生堂などの日本のメジャーブランドはこれからどうしていくのやら!)

これ以外にも、多分様々なオーガニック・コスメブランドがフェアトレードを始めつつあるのでは。
私も、特に息子が生れてからというもの、息子が顔をなめたり、顔をくっつけたりすることもあって、使うコスメのオーガニック化が加速中だけれど、フェアトレード・コスメが増えるのは嬉しい。

コスメ界のフェアトレードにも注目!
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by nakazawamlibra | 2009-11-12 06:40 | フェアトレード

お客にキレる店員たち

日本にいると、「お客様は神様!」という感じで、マニュアルっぽさ全開とはいえ、基本的にお客対応は丁寧だし十分すぎるくらい。
しかし、ドイツではちょっと趣が異なる。

この間、バスに乗ったのに異常な交通渋滞で(普通は10分で行ける所がすでに50分経過)、私は途中であきらめてトラムに乗り換えようと思った。
すでに何人かの客が途中で降ろしてもらっていたが、バスの運転手のイライラは最高潮に達していたらしく、私が「ここで降りてもいいですか?」と聞くと、
「見てくれ、この渋滞を!みんな降りたい、降りたいって言うけど、そんなに降りたきゃ降りればいいじゃないか!」などとキレ気味に言う。
いやー、私にキレられても・・・・いや降りたいから、降りますよ。
日本でバスの運転手が客にキレるってのは、ありえないよなぁ。

もうひとつ。今週いつも行く肉屋に行った。
そこはいわゆる町の肉屋さんという感じだが、創業100年の老舗で、お肉もほかの肉屋よりも美味しく、そして添加剤などが一切使われていないので、いつもそこで買っているのだ。
その日は、マルティン祭といって、ハロウィーンのように子供たちがランタンを持って町を練り歩き、お店などでお菓子をもらうという日だった。
というわけで、店内は子供たちでいっぱい、その上お客さんも結構待っていたりした。

そんな中、私は豚肩肉を買い、ついでに前もって注文しないと買えない鶏挽肉を頼もうとした(鶏挽肉はこちらではほとんど食べないようで、店頭に置いていない)。
すると、いつも割とテンパリ気味な女性店員が、「はぁ、鶏挽肉!?いつ?いつ必要なのよ?来週?どれくらいいるの?」と、すでに不機嫌オーラ全開で聞いてくる。
「300グラムほしいのですけど」
「300!?そんな少ないんじゃできないわ。だって、違う肉を挽くには機械を洗わなきゃいけないの。そんな少ない量のためにできないわよ。自分の家でプロセッサーを買ってやれるわよ」
とキレ気味に言う。

そりゃあ特別な注文かもしれないけれど、いつも通っているお客に、こんなことでキレなくっても。普通に量が少ないから対応できないと言ってくれればいいだけなのだ。
しかも、1ヶ月ほど前に同じ店で別の店員に頼んで、この量の挽肉を作ってもらったことがあるのだから、筋が通らない。
しかし、これ以上この状況で反論すると、さらにイライラが高まりそうなので、とりあえずその日は引き下がった。

ドイツはたいていの店員さんは感じがいいのだけれど、日本よりはこういう事が多いし、特にスーパーやドラッグストアチェーン店では信じられないくらい態度の悪い店員も結構いる。

翻って日本のような顧客サービスは、何もそこまでする必要ないんじゃないかと思うことは多々ある。
それに今の世界では、買い手と売り手(作り手)の関係が不釣り合いで、買い手の立場が強すぎるから、作り手の人々がつらい思いをして働かねばならない状況がある。
フェアトレードのことを考えても、その定義の一つは、買い手と作り手が「対等な関係」で行う貿易なのだ。

それを考えると、ドイツのこの状況は、対等というか、作り手が得てして上に立っている気が・・・。
それもアリなのかもしれないけれど、何もキレることはないじゃあないか!と思う今日この頃。
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by nakazawamlibra | 2009-11-08 06:02 | 暮らし全般

ドイツのキリスト教界に新しい風!

先月末、ドイツ人の知人と話していたら、彼女がちょっと驚きつつ話してくれた。

「今日は、一つの大きな変化があったのよ!
ドイツのプロテスタント教会のトップに、初めて女性が選ばれたの。
それも、彼女Margot Karessmanは51歳とこれまでの教会議長で最も若く、
4人の子供の母親であり、離婚歴もあり、そして乳がんも克服したという女性なのよ~」
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私はカトリックの学校で青春時代を過ごしたにも関わらず、いや、だからこそなのか、宗教とは一歩距離を置いている。
なので、キリスト教のことに詳しいわけではないけれど、司祭や牧師の世界はどうも保守的に見え、女性がトップに選ばれるというのは確かに画期的に思えた。
それも、離婚歴があるとなると、プロテスタントはまだしもカトリックではありえないのではないだろうか。
それでも、彼女はドイツにいる2万5000人のプロテスタント信者の代表となったのだ。
キリスト教の世界のちょっとしたオバマ的存在!?

そういえば、この6月に見たニュースでも同じような風を感じた。
カトリック信者が国民の9割を占めるアイルランドで、同性愛のカップルに対して、結婚している男女と同様の法的権利の多くを与える法律が成立したということだった。同性愛婚までは認められていないものの、カトリック教会のパワーが強いアイルランドでは97年まで離婚も認められず、現在も人工中絶は認められていないという状況を考えれば、同性愛カップルが認められつつあるのは画期的なことだ。

宗教界にも新しい風が吹いているのね~。
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by nakazawamlibra | 2009-11-05 05:39 | 暮らし全般

1902年のプール

ドイツでは、なぜかベビースイミングがすごく盛ん。生後数か月のころから沢山プール教室がある。
お風呂好きの息子なら、水泳も好きかしら・・・と思い、この間人生初のプールに連れて行った。
友人のドイツ人親子がいつも行くプールに、一緒にお邪魔した。

そこは、なんと1902年に作られたスイミング・ホール"MÜNSTER-THERME"。
その頃ヨーロッパでは、大きな水泳場で泳ぐことがレジャーとして浸透し始めていたらしい。
それにしても100年以上前のスイミングプールとは、驚き。
結構歴史的なスポットだと思うのに、町中にひっそり佇んでいる。
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入場料は約400円。入ってみると、ちょっと日本の銭湯のようなホワワーンとした雰囲気で、お年寄りがのんびり沢山泳いでいた。
プールは素敵にライトアップされていて、建物の雰囲気も美しい。
プールの周りを囲むようにして、個室の着替え室が並んでいるのが面白い。これは100年前当時からのスタイルのようだ。とはいっても、建物およびプールはもちろん修復されているし、シャワー等の設備は新しくなっているので、快適。

息子も怖がらずに、興味深げに浮いていた。周りのドイツ人のお年寄りたちからは、「まぁ~、かわいいわ~」「水泳やらせるといいわよ~」などともてはやされていた。
さあて満喫するか!と思ったのもつかの間、息子は20分もしないうちに眠そうにグズグズし出したので、撤収。

でも、なかなか素敵な初プール体験でした。
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by nakazawamlibra | 2009-11-01 04:31 | 暮らし全般


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