ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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なぜか北海道

ドイツでは、この季節はカボチャが旬の野菜。
日本のカボチャと違って、鮮やかなオレンジ色のものが主流(時々深緑の皮のものもあるけれど)。
そして、どこのスーパーや八百屋へ行っても、なぜかこのカボチャの名前は「Hokkaido Kürbis(北海道カボチャ)」という名前で売られているのだ。でも、別にこれは北海道産というわけではなく、この写真でも"Region(地元産)"と書いてある。
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何でも幼少期を札幌で過ごしたミュンヘン近郊在住の日本人が、1993年に種を日本から輸入したのが、Hokkaido Kürbisの始まりなのだそうだ(fromドイツ・ニュースダイジェスト誌)。しかし、それから16年の間にあっという間にドイツで普及してしまったというわけだ。
お味のほうは、ちょっと身の部分が固くて、やっぱり煮物とかにするには日本のカボチャのほうが断然美味おしいのだけど・・・・。

それにしても、このカボチャも含めて、ドイツのほうが大手スーパーにしろ八百屋にしろ季節感がはっきりと見える。カボチャのシーズンはカボチャがドカーンと全面的に置いてあり、春のアスパラのシーズンはアスパラが嫌というほど置いてある、といったように。

日本の大手スーパーなどに行くと、割とどんな野菜でも年中置いてあるような感じがするけれど、やっぱり季節ごとの旬のものを大事にしたいものだわ!とドイツで改めて思いました。
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by nakazawamlibra | 2009-09-20 05:05 | 暮らし全般

国際平和村のこどもたち

私の住む街から車で30分くらいの所に、FRIEDENSDORF INTERNATIONAL=直訳すると国際平和村という施設がある。先週末、ここで秋のお祭りがあったので、見学がてら行ってきた。

国際平和村は、日本でも時々タレントの東ちづるがこの村を訪問する番組をやったりしているので、知っている人も多いかもしれない。
国際平和村では、紛争地や貧困地域で治すことができないケガや病気を抱えた子供たちが、一時的にこの施設で治療に専念し、回復したら母国へ戻るための施設だ。
ここでは、平均して9カ国から110人くらいの子供たちが暮らしているということで、私が行った時はアフガニスタン、アンゴラの子供たちが特に多くいた。
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彼らは、特別飛行機で現地からドイツへ到着した後、ドイツ国内の協力病院によって無償で手術や治療を受け、その後にこの施設でリハビリ専門家やスタッフに支えられながらリハビリを行っている。短くて半年、長くて2-3年もここにいる子供もいるそうだ。

お祭りでは、リズム感抜群のアンゴラの子供たちが庭の真ん中でみんなで踊っていたり、様々な国の子供たちが一緒に遊んでいたり、一見すると楽しそうに過ごしていた。でも、よく見ると手足がなかったり、服の下には深い傷があったりと、本当に辛い思いをしてきたに違いない。

私が施設を見て回っている間に、旦那と息子は庭で遊んでいたらしいのだが、その時にアフガニスタン系の子供たちがジーッとそれを見ていたらしく、旦那は何だか申し訳ない気分になってしまったという。こんな小さな時期に親元を離れて、様々な国の子供たちと共に暮らすのには、淋しさやストレスがたくさんあるに違いない。私が訪れた時は、生後4か月の赤ちゃんもいると聞き、同じ年頃の赤ちゃんを持つ母親として、なんだか心が痛んだ。

施設の説明の中で共感したのは、ここにいる子供たちはいずれ本国に帰って、器具も薬もそろっていない環境で生きていかなければいけないので、なるべく器具なしで生きていけるように手術するということだ。
例えば、手を失って普通であれば義手をつけなければいけない子供たちでも、世界大戦中に開発された特殊な手術法で、腕の骨の先を二つに割き、切断された腕の先が二つに分かれることで、物をつかめ生活ができるように手術しているということ。確かに義手をつけても、もし現地で壊れてしまったら、もうその子供はうまく生活ができなくなってしまう。

国際平和村の活動は素晴らしい。
母国では命を落としていたかもしれない命が、ここで救われている。
でも、ここにいる子供たちを見ていると、この施設に来ることができなかった大勢の現地の子供たちのことを思わざるを得ない。現地ではラジオなどで平和村使節団が訪れることを告知しているらしいが、そうした情報すら得られない人々もいるだろうし、また選抜のための診察に来ても選ばれない子供たちのほうが多い。ここに来られる子はほんの一握りだ。
それに、親元を離れて遠く離れたところで治療する子供たちにしても、不安やストレスが多くあるに違いない。

本当はそれぞれの国の医療が改善されて、現地で治療できるのが一番。
スタッフの人に、現地の医療が向上するように平和村は何をしているのかを聞いた。
国際平和村では、現地の医療向上も重視していて、アフガニスタンやカンボジア、ベトナムなどいくつかの国で診療所の設立・運営を支援したり、支援物資や医薬品、日用品などを送っているそうだ。
また、現地プロジェクトのない地域で、平和村へ行くことができなかった子供たちに対しては、現地の医師に治療の指導をしたりしているということだった。

国際平和村で治療やリハビリのために培われたノウハウはたくさんあるだろうから、そうしたノウハウを現地に還元できたらいいのだろうなぁ。平和村のドイツでの活動はもちろんだけれど、現地でのプロジェクトがもっと増えたらいいなぁと思った。

貧しさや紛争を生む環境、そして貧しさや紛争がもたらす様々な問題。
そうしたことを改善するうえで、フェアトレードのように、仕事の機会と収入源を得て自立することも大事だし、平和村の活動のように、人が生きるうえで基本となる医療や教育なども大切なことだ。

平和村の運営は、寄付金で賄われているそうだ。日本語のHPもあるので、興味があれば!

国際平和村HP:http://www.friedensdorf.de/welcome3.html
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by nakazawamlibra | 2009-09-18 05:26 | フェアトレード

ドイツで流行りの子育て法:PEKIP

ドイツでは、ベビーを遊ばせるプレイサークルやら音楽を聞かせるグループ、水泳教室などなど、生後1か月以降くらいからベビーを遊ばせるグループ(Spiel Gruppe)がたくさんある。
このようなSpiel Gruppeは、大人向けの生涯教育や語学教育、そのほか社会的に必要とされているような様々なクラスやセミナーを開講している団体が、プログラムの一つとして開催していることが多く、大体半年が一つのターム。こうした団体が開講しているコースはとてもポピュラーらしく、本屋などに行くとレジのそばに半年毎のプログラム本が置かれていたりして、みんな割と気軽に参加しているみたい。

私も、ドイツに来て早々から、助産院のベビーマッサージなどに行っていたが、この秋からはこの種の団体がやっているSpiel Gruppeに2つ通い始めた。そのうちの一つが、ドイツ人ママたちがよく口にするPEKIPというプログラム。
(7月まで行っていたベビーマッサージクラスの卒業式!?の写真)
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PEKIPとは、ドイツ人ママたちがこぞって参加しているベビーと親がともに遊ぶプログラムのことなのだ。最初耳にしたのは「PEKIPでは、ベビーがみんな丸裸で遊んでるらしいよ」ということで、「なぜ丸裸??しかし、どうやらしっかり開発された教育法らしい。なんだか興味深そう・・・」と思い、参加することにした。

PEKIPは、Prager-Eltern-Kind-Program(プラハ親子プログラム)の略称で、プラハのDr.J.Kochという人が開発した1歳までのベビーと親向けの教育プログラム。
生後すぐの赤ちゃん、2-3か月、4-6か月、7-9か月、10-12か月の5ステージに分かれていて、必ず同じ年頃のベビー同士のグループになるようになっている。
プログラムの目的は、4つある。
まず、運動や遊びを通して赤ちゃんの成長を刺激すること。
そして、親と赤ちゃんの緊密な関係をサポートすること。赤ちゃんに対して親がどう反応するかによって、赤ちゃんの行動や態度、感情が大きく変わるので、赤ちゃんと親の良い関係をどう作っていくかを重視している。
3つ目は、親同士のコミュニケーションや情報交換。4つ目が、同じ年頃の赤ちゃん同士のコミュニケーション。
まぁ、これだけ聞くと、普通のこと言ってるよなーという感じだけれど・・・。

先週初めてのクラスに行ったが、ドイツ人といってもトルコ系や南米系の親子など様々なママ&ベビーがいた。ドイツのこの種の教室のいいところは、必ず少人数になるように大体どこも8組程度の親子しかおらず、自ずとリラックスした親密な雰囲気になるのだ。

教室は暖かく、ベビーは丸裸かおむつのみで遊ぶ。
裸になることで、赤ちゃんはより積極的に動きたがるということらしい。
教室には、赤ちゃんの動きや感覚などを引き出すようなおもちゃや、階段の形をしたクッションやその他うまく赤ちゃんが新しい動きをしたがるような形のクッションなど、色々なものがあった。
クラスの先生であるFrankというおじさんは、赤ちゃんの身体能力がどのように変化していくか、また親がそのステップアップを自然にどうサポートするか(わざとらしく無理やりさせるのではなく)などをわかりやすく説明してくれた。

また、人見知りも始まる7-8か月の赤ちゃんのグループなので、赤ちゃん同士を遊ばせたり、違うお母さんと遊んでみたり、自分の母親以外と接することも大切だという。
確かに、我が息子はここ2週間くらい、急に母親まっしぐらになっており(そりゃあまだ赤ちゃんだから当然だけど)、私がトイレなど数十秒消えるだけで、「うぎゃー!!」と大泣き(笑)
なので、こんな風に外に行って、他のママやベビーと接するのは大切だなぁと思う。

それに、これからPEKIPならではの遊びや運動もあるようなので、楽しみ。
息子にとって新しい世界が開けるといいけれど!
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by nakazawamlibra | 2009-09-10 01:50 | 子育て

風車、風車、風車!

ドイツを旅していると、とにかく風車だらけ!
日本と違って本当に平地の多い国なので、車で走っていると、地平線に向かってニョキニョキと風車が立っている姿をよく目にする。
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ドイツは、国の発電量の5%程度を風力で補っていて、この割合は世界でもトップらしい。発電量全体としては、アメリカに次いで世界2位ということで、とにかく風力発電に力を入れている。
もちろん平地が多いという土地柄を生かしているのもあるけれど、国が代替エネルギーへの転換政策を積極的に進めているのが大きい。

ちなみに、ドイツは現在電力の約3割を原子力に頼っているのだが、2002年に原子力エネルギー利用の廃止という方針を決定し、新規の原子力発電所の建設・操業を禁止したのだ。既存の原子炉については、最長32年まで操業許可が認められ、その後は削減することが決められた。さらに2005年以降は、使用済み燃料を再処理のために輸送することを禁止している。
現在までに2基が閉鎖され、2020年までに残りの17基も全て停止される計画らしい。
そんなわけで、原子力に変わる代替エネルギーを増やそうとしているのだ。

が、しかし、ここ最近この原子力をめぐってドイツでは大きな議論が起きていて、二酸化炭素排出力削減の観点などから原子力を再評価する動きが出始めているらしい。
そしてドイツでは今月総選挙が行われる。原子力発電廃止時期の先送りを掲げる政党や、これに反対し当初の方針を進めることを掲げる政党など、原子力発電をどうするかも大きな焦点のようだ。

ドイツの連邦環境省がこの4月に発表した世論調査によると、回答者の66%が原子力発電撤廃の時期を早めるべきだと回答したとのこと。
個人的には、やっぱり環境大国のドイツには、代替エネルギーでどれだけ国を支えられるのか世界に示していって、世界の他の国々をリードしていくような存在であってほしいなぁと思うけど。
環境大国と言われるドイツは、果たしてこれからどんな道に進むのか。
総選挙の結果も注目!
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by nakazawamlibra | 2009-09-06 04:41 | エコロジー

ベビーにビタミンD錠!

ドイツの夏は、あっという間に過ぎ去ってしまい、もう秋風が吹いています・・・。
真夏のような日は2,3日しかなく、「ま、まさかもう夏は終りなの!?」という感じだった。
秋に突入すると、ただでさえ晴れている日の少ないドイツは、さらにドンヨリとした日々の連続らしい。去年の秋からドイツに来ていた旦那は、秋冬は95%曇りか雨だったと言っていた。そりゃあ鬱々とした気分になるだろうなぁ・・・。

そして、この間小児科に行ったら、「ドイツは日照時間が少ないので、赤ちゃんの発育に必要なビタミンDが不足するため、ビタミンD剤を飲んでください」と言われた。どうやら国が推奨しているらしく、ドイツでは新生児から1歳になるまで飲ませることになっているそうだ。
ビタミンDが不足すると、ろっ骨などの骨格の変形を特徴とする”くる病”や虫歯になってしまったり、発育に支障が出るようだ。
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しかし、赤ちゃんにビタミンD錠というのは、何だか不思議な感じ。
しかし、これから秋冬に突入することを考えると、本当に日差しにあたることが少ないらしいので、致し方なし・・・!
やっぱり日本って四季もあるし、冬も寒いながら清々しく晴れた日も多いから、素敵だわ。
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by nakazawamlibra | 2009-09-04 04:58 | 子育て


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