ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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写真家・長倉洋海

ドイツで引っ越すにあたり、アートや写真類の重い本はほとんど日本に置いてきたのだけれど、唯一持ってきたのが、長倉洋海さんの「西域の貌」という写真集。
シルクロードの国々の風景や人々の暮らしを撮った写真集で、2年くらい前に買った本なのだが、いつ見ても何だか感動を覚える。
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長倉洋海さんの写真は、おもにアフガニスタンやシルクロードなどの人々の写真が多い。
人々の時として凛とした、時として幸せそうな表情や、その地の匂いや喧噪まで伝わってきそうな風景の写真ばかりで、写真に溢れる光や色もとても素晴らしい!
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彼は、アフガニスタンやコソボ、エル・サルバドルなど世界の紛争地でも写真を撮っている。そうした経験や彼の写真家としての人生などを綴った本「ぼくが見てきた戦争と平和」という本もおススメ。
写真と文章が混ざった本で読みやすいし、戦争というニュースでは一言で括られてしまうような出来事のなかで、ひとりひとりの人がどう生きて考えているのかなどが綴られており、考えさせられる。

特に、アフガニスタン抵抗運動の指導者マスードに長く同行して写真を撮っていて、この本のなかに、広い緑の草原でマスードが寝そべりながら、一人で静かに読書にふける写真がある。その写真を見ると、どこかで見かけたことのあるような普通の一人の青年がそこにいる(これが、とてもいい写真なのです)。
どんな歴史上の人物や政治的な指導者であれ、結局一人の普通の人間なんだよなぁ、という当たり前のことを感じ、そういう普通の人が戦いに身を投じるようになる背景にどんな環境や出来事があったのだろうか、、、ということを思わざるを得ない。

長倉さんはたくさんの写真集を出しているので、ぜひ一度は見てみることをおススメします!

長倉洋海さんのHP: http://www.h-nagakura.net/index.html
写真集「西域の貌
著書 「ぼくが見てきた戦争と平和
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by nakazawamlibra | 2009-07-30 22:21 | アート

BIO&フェアトレード・カフェ SATTGRUEN

お隣に住むカナダ人親子と一緒に、BIO&フェアトレード・カフェ"SATTGRUEN"でランチを食べた。
この店はこの街のエッジーなエリアにありながら、ちょっとわかりづらい場所にあり、たまたま私も前に通りすがって気になっていたのだけれど、彼女も偶然通りかかったらしく、「こういうカフェがあるんだけど、今度行かない?」と言われ、意気投合して行ってみたのだ。

このカフェは、道沿いにテラスが出ていて、初夏はなかなか気持ちがいい。
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しかし、なんだか暑い日だったからか、ハチがわが子を狙っていたので、今日はカフェの中で。
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ランチタイムは、ビュッフェスタイルで、野菜や豆などを基本としたエスニックなカレーや煮込み、パスタ、サラダ、スープなどがあり、7ユーロ。この店で使われるすべての食材や飲み物は、植物性&BIO(有機)。
そして、コーヒー、紅茶、ココア、チョコレートなどはフェアトレードのものを使っている。
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味も美味しかったし、店内もゆったりしていて、居心地が良かった。
私たちは2時間ほどそこで楽しんだけれど、最後はお互いのベビーが騒ぎ出し、タイムアウト!
また行きたいなー。
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by nakazawamlibra | 2009-07-30 21:17 | フェアトレード

電車の中のベビーカーは、マナー違反?

日本にいた頃、私の母がこう言っていた。
「電車の中に当然のようにベビーカーを押して入ってくるお母さんは、どうなのかしらねえ。やっぱり他の人のことを考えたら、赤ちゃんは抱えて、ベビーカーは畳んで乗るべきよね!私の友人たちも、みんな大体そう言っているわよ。」

母のように、ベビーカーを電車にそのまま乗せることなど許されなかった時代の人たちからすると、あれは信じられないらしい。
さらに、先日AERA with babyという雑誌で、子育てマナーに関するアンケートを見たのだが、子供をベビーカーに乗せてそのまま電車に乗るのをマナー違反と考える人たちは、一般の人で77.2%、ママさんたちで77.8%もいた。今の時代の人たちもやっぱり同じように感じているようで、予想以上の数字に驚いた。

確かに、たとえば満員電車のように混んだ車内に、ベビーカーごと入ったら、邪魔は邪魔である(いずれにしても、満員電車はなるべく避けたほうがお互いのためだけど!)。
なので、もちろん我が物顔で電車に入るのはどうかと思うが、きちんと周りの人々に「(邪魔になりますが)すみません」と謝って乗れば、いいんじゃないかなぁと私は思ってしまう。

実際ベビーカーを押して暮らしてみると、まだ自分で座ることも立つこともできない赤ちゃん(といっても、例えばうちの6か月の息子はすでに9キロなので、結構重い)を片手で抱えながらベビーカーを畳み、そして片手に赤ちゃん、片手に15キロくらいのベビーカーを担いで電車に乗るというのは結構大変だ。そもそも自分で歩くことができない赤ちゃんを抱えていれば、ベビーカーは基本的に必要なわけで、そんな肩身の狭い思いや大変な思いをして電車に乗らなければいけないのかなぁ・・・!?

ひるがえって、ここドイツでは全く話は違う。電車やバスは、ベビーカーごと入ることを前提とした造りになっているのだ。
電車の各車両には、必ずベビーカー&車いすマークが付いているドアがあり、そこから入ると、ベビーカー&車いす専用のスペースとイスがある(大体1車両に1-2席)。
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バスも、大体各車両にこのようなスペースがあり、たいていベビーカーが停めてある。
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周りの乗客もそれを当然と受け止めていて、ベビーカーで入ると、スペースや席を空けてくれる。
また、電車やバスに乗る時も、必ずベビーカーを持ち上げるのを助けてくれる乗客がいる。

国が違えば、子育てを社会がどう受け止めるかも色々。
もちろん、ベビーを抱えているから何でも許されると当然のように思うのは間違っているけれど、日本はもう少しベビー&ママに寛大でもいいんじゃないのかなあ。
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by nakazawamlibra | 2009-07-27 03:59 | 子育て

ストリート系フェアトレード・ブランド armedangels

この街でちょっとクリエイティブな店が集まるエリアを散歩していたら、ドイツのストリート系フェアトレード・ファッション・ブランドの”armedangels”のTシャツを見つけた。
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色々なTシャツデザインがあり、外部のさまざまなクリエイターがデザインに参加している。
これは私が買ったもので、ダイヤモンドの絵に「Worthless, sorry(悪いけど、価値なし)」というメッセージが書かれたもの。34.90ユーロ。
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もう一つは、ストレッチのきいたタイトスカート。ちょっとハイウェストなタイプで、マリンルックっぽい。
69.90ユーロ。(注:これは私ではありません(笑)armedangelsのHPから・・・)
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このブランドでは、インドでフェアトレード認証されたオーガニック・コットンを使ったTシャツやカットソー、パーカー、スカート、バッグなどを販売している。
他のフェアトレード・ブランドとは少し違って、商品の見せ方やモデルの雰囲気もストリート系を意識した感じ。
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ブランドの名前は、直訳すると「武装した天使」なので、いったいなぜ・・・と思っていたのだが、そもそもはロビンフッドがイメージとしてあり、「自然破壊や児童労働など社会の悪をぶち壊す天使」というアイコンらしい。
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armedangelsは、経営学を学ぶ二人のドイツ人学生が、社会や環境に良くて、そしてかっこいいファッション・ブランドを作りたいと起業したところからスタートした。
そして、ドイツのビジネス誌においてYoung Entrepreneur賞(若い起業家賞)を受賞したことにより、さまざまな投資家から資金を得ることができ、ブランドは立ち上げに成功。
現在、直営店はないが、ドイツ国内約60店舗で取り扱いがあり、そのほかオーストリア・スイス・ポルトガル・英国・デンマーク・フィンランド・オーストラリアにも輸出されている。

また、商品の価格のうち1ユーロが、いくつかの社会貢献プロジェクトに寄付される。
面白いのは、商品を買った人が自分でどのプロジェクトに寄付するかホームページ上で選べること。
商品にはこのピンクのシールがついていて、そこに書いてある記号をホームページで入力すると、インドの識字教育支援プロジェクト、インドでの飲料水確保プロジェクト、ドイツでの水資源保護プロジェクトの3つのうちから寄付先を選択することができる。
ホームページでは、どのプロジェクトに何人が寄付したか投票のような数字が示されている。
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デザインも面白いし、ブランドの見せ方も今までにない雰囲気で、新しい顧客層をフェアトレード・ファッションに呼び寄せそう。

ただ、「フェアトレード」といっても、このブランドでは洋服の原料であるコットンのみがインドのフェアトレードのものであって、コットンを糸にする工程はドイツ、縫製はポルトガルで行っている。

「なぜ、コットンの採れるインドで全ての製造工程を行わずに、縫製はポルトガルにしたの?
フェアトレードやエコという観点(商品ができるまでに移動が多い=CO2排出が多い)からすると、インド国内でそのほかの製造もおこなったほうが良いのでは?」

と、このブランドに聞いてみたところ、次の答えが返ってきた。

「私たちのブランドでは、製造工程の「透明性」をとても大事に思っていて、ドイツからインドのサプライヤーの製造工程や労働基準、環境基準、品質などをコントロールするのは難しく、一方ポルトガルであれば同じヨーロッパ内で頻繁に訪問できて、チェックもできる。ポルトガルの工場は、こうした労働基準や環境基準をしっかり守っている。また、品質という意味でもポルトガルの縫製工場に満足している。以前いくつかのインドのサプライヤーからもサンプルを取り寄せたりしたけれど、ポルトガルの工場のほうが品質が良かった。また、フェアトレードという意味で、インドできちんとフェアトレードを守っている縫製工場を見つけることが難しかった。」

これまでの多くのフェアトレード・ブランドが、公正な賃金や安全な労働環境などを守るだけでなく、いわゆる途上国で技術もままならない生産者の技術向上や育成にも長い時間と労力をかけているのに比べると、原料だけをフェアトレードで確保して、糸製造や縫製は良質なQualityを最初から確保するためにドイツやポルトガルを選んでおり、手のかからない無難な方法を取っているなぁと思った。

確かに、このブランドが言うように、遠い国での労働環境や製造工程をしっかりチェックしようとしたら、相当のコミットが必要なので、そこまでコミットできないなら、透明性という意味では近くのサプライヤーでしっかりそれを守ったほうが無責任じゃないのかな(まぁ、逆を言えば、ブランドとして、そこまでのコミットメントがないということなのだけど)。

また、寄付金に関しても、商品を作る生産者団体もしくはコミュニティーに対する直接的なサポートではなく、それとは関係のない様々な社会貢献プロジェクトに使われるというスタイル。原料調達だけの関係だと、フェアトレード生産者との間であまり強い結びつきはないのかなと感じた。

もちろん、少なくとも原料をフェアトレードで仕入れていることだけでも価値があるし、その意味ではフェアトレード商品と言えるので、私はそういう形のフェアトレードを批判したいわけじゃない。
例えば、普通の企業が下請け工場で賃金や労働環境等をフェアにすることで、フェアトレードを取り入れていく場合もあって、それはこれまでのフェアトレード企業・団体のように仕事のない貧しい村で一から生産者を育てるわけではないが、生産者の対象が違うだけで大きなくくりではフェアトレードと言える(ただし、通常のコンプライアンス遵守と混同されやすいのだけれど)。

フェアトレードがポピュラーになればなるほど、何がどうフェアトレードなのかが、ブランドによってかなり異なるようになってきている。ちょこっとだけフェアトレードを取り入れているようなケースもあるだろうし、またフェアトレードのように見えて単に代金の一部が寄付されるチャリティー型の商品もある。

このarmedangelsのように、フェアトレード・ファッションの選択肢が増えるのは嬉しい!
ただ、一方で私たち買う側は、フェアトレード商品を見つけたら、
「どこでどんな風に商品を作っているのかな?」と、ちょっと注意して情報を見たほうがいいかなーと思う。
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by nakazawamlibra | 2009-07-24 01:26 | フェアトレード

ハンモック万歳!

先日、BIOホテルの庭にあったハンモックで、息子が即寝&爆睡していたのを見て、
私たち夫婦は「これだ!!!」と大発見した気分になった。
なぜなら、6か月になる我が息子は、寝入るのが相当ヘタクソで、寝かせるまでに1時間とか2時間くらいほとんど抱っこしてあやさないといけないことが多々あるのだ(というか毎日)。
9キロになる息子を長時間抱きかかえるのは、結構キツイ。

ということで、早速通販でハンモックを買ってしまった。土台は折り畳めるタイプ。それでも少し大きかったので、夫と二人でハンモックを縫い縫いして短くし、土台もドリルで穴をあけて、少し小さくした。

結果・・・・こちらです!
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もちろん、ぐずぐずしている時は、最初は抱っこして少し落ち着かせてあげるのだけど、その後ハンモックに置いて、ゆらゆら揺らすと数分で撃沈。赤ちゃんはおなかの中でも背中を丸めて寝ているので、ハンモックが背骨に悪いということはないらしいけれど、長時間寝せてるとやっぱり体格に影響しそうな気がするので、寝入ったら、そっとベビーベッドに連れて行く。

あー、すばらしい!ハンモック万歳。
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by nakazawamlibra | 2009-07-22 04:22 | 子育て

ドアを開けてくれる子供

この間、BIOホテルに滞在したときのこと。
私がベビーカーを押してドアを開けようとすると、中にいた7-8歳くらいのちょっと悪ガキっぽい男の子が、サっとドアを開けて待っていてくれた。なんとも自然な仕草・・・!
「Danke !(ありがとう)」というと、ちょっと照れたように「Bitte !(どういたしまして)」とモゴモゴつぶやいた。

これは、日本ではなかなかお目にかかれない光景。
ドイツでは、どこかお店へ入る時も、前に歩いていた人が必ずといっていいほどドアを開けてくれる(もしくはドアを押さえてくれる)のだが、こんな子供までとは!
これは、ドイツ人が気が利いて日本人が気が利かないということではなく、ドイツの家庭で社会のマナーとして教えることの一つに当然のように入っているからなんだろうなぁ。自分で扉を開けづらい老人や障害者の人、もしくは私のようなベビーカー持ちの人にとっては、こういうことが結構ありがたい。

私も、これから息子に教えることの一つに加えようかな。
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by nakazawamlibra | 2009-07-21 17:33 | 子育て

トラック運転手

私の夫は、高校を卒業したら大型トラックの運転手になろうと思っていた。

しかし、高校の先生に「おまえなんかが大学に受かるわけがない」と言われたのに腹が立ち、一校だけ受験して受かったので大学へ行った。
そして、大学を卒業したら今度こそトラック運転手になろうとまた思っていたらしいのだが、友人が就職していた政府系機関が結構面白いと聞き、とりあえずその機関だけを受けてみたら受かったので、「トラック運転手はいつでもできるか・・・」と思って就職し、そして今はドイツに派遣されている。
どちらかというと彼はトラック運転手になっていた確率のほうが高く、今ドイツにいるほうが不思議な感じだ。

ということで、彼はいまだに大型トラック運転手にちょっと憧れを持っている(が、現実はもはや運転手になることはないと判ってはいるみたい笑)。
たまたま昨日、YouTubeで彼が「トラック運転手の過酷な労働」というNHKスペシャルを見ていたので、一緒に見た。

この不景気のさなか、各企業はあらゆる経費を削減しており、物流費も例外ではない。トラック運送会社はどこもギリギリの経営で、その中で大手荷主からの無理な発注もかなり受けているようだ。
そして、そのしわ寄せは、ひとりひとりのトラック運転手に行く。

毎日毎日かなりの長距離をほとんど休むことなく走り続け、かなりタイトなスケジュールでありながら到着時刻の遅れは許されない。一方、少し前にトラック運転手による事故などが話題になったが、これを防止するために、多くのトラックはスピード制限装置をつけて、たとえば90キロ以上は出ないようになっているらしい。

ということで、非常にギリギリのスケジュールでありながら、スピードを出すことはできず、そうなると運転手は自らの休憩時間を削って走ることがままあるようだ(もちろん、何時間に何分の休憩時間はとらなければいけないというルールはあるのだが)。
インタビューを受けた運転手が「時々、もう給料はいらないから寝かせてくれ!と思うことがある」とつぶやいていた。家族にもなかなか会えず、本当に過酷な労働環境だ。

この番組を見ていて、なんだかフェアトレードと構造は一緒だな・・・と思った。
結局、消費者が安いものや早いものを求めるゆえに、発注側の企業は無理な発注を出し、請負企業は生き残るためにその仕事を受け、その負担はひとりひとりの労働者に行く。
安いものが悪いというわけではないけれど、安さはマジックのように生まれているわけではなく、必ずその裏に理由がある。もちろん、企業努力によって効率的な経営がされている結果かもしれないが、場合によっては途上国で製造に関わる労働者の賃金が買い叩かれているからかもしれないし、トラックの運転手が安い給料で休みなく働いているからかもしれない。
また、スピードの速さはありがたいことではあるけれど、たとえば「翌日配送」なんて本当に必要なのか?と立ち止まって考えたほうがいいと思う。その裏には、あのトラック運転手たちがいるのだから。

昨日は、そのあとも「派遣労働者の現実」など色々ドンヨリするドキュメンタリーを立て続けに見て、考えさせられることが多く、二人して「うーん・・・」という感じで眠りについたのでした。
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by nakazawamlibra | 2009-07-21 02:33 | フェアトレード

これ、なんだ?

さて、これは何でしょう?ドイツの野菜売り場では結構よく見かけます。
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正解:セロリの根っこ!
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日本で見かけたことがないけれど、セロリの風味がありながら、セロリの茎や葉っぱほど水気がなく、しっかりした歯ごたえ。ドイツでは、ゴボウがなかなかないので、私はこのセロリ根と人参で「きんぴら」をよく作っている。美味!

さて、じゃあ、こちらは何でしょう?
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正解: 桃

けっして私がイライラして拳で握りつぶしたわけじゃありません(笑)
なぜか、こちらにある桃はこんな風にお餅みたいな形。味は桃そのもの。

ちなみに、私がいつも野菜や卵を買っている有機食品屋は、こんなところ。このセロリ根だけではなく、今まで見たことのない地場の野菜が売っている。お店の人にどうやって料理するのがいいのか質問すると、色々教えてくれる。
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知らない野菜たちは、日本で知っている野菜を想像したりしながら、ちょっと和風にしてみたりしてtry & errorでやっています。この間は、別のスーパーでなぜかタロイモが売っていたので、里芋風に煮物にしたら、なんだか甘くてイマイチだった・・・。

でも、これも違う国で生活する楽しみの一つかなー。
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by nakazawamlibra | 2009-07-18 05:00 | 暮らし全般

ドイツ初のフェアトレード・タウン誕生!

今年1月、ドイツで初めてのフェアトレード・タウンが誕生した。
南ドイツにあるSaarbruekenという市が最初で、さらに先月にはデュッセルドルフの近くのNeussという市も2番目のフェアトレード・タウンに認定された。

(Saarbrueken市の様子: ドイツFair Trade Towns HPより)
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(Neuss市の様子: ドイツFair Trade Towns HPより)
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そもそもフェアトレード・タウンとは、2000年にイギリスのGarstangという町から始まったコンセプトで、要はその地域の役所や企業、お店、学校などでフェアトレード商品が普及している町のことだ。
おおまかには次のような条件が満たされている町を言う
(細かく言えば、たとえば人口あたり何店舗がフェアトレード商品を扱っているなどの条件がある)。

(1) 地方議会がフェアトレードを支援する決議案を採択し、会議や事務所、食堂で出されるコーヒーや紅茶等をフェアトレード商品にすることに同意する
(2) さまざまな種類のフェアトレード商品が、その地域のお店(スーパーや日用雑貨店、ガソリンスタンド等)や飲食店で提供されている
(3) その地域の職場やコミュニティ組織(教会、大学、学校等)がフェアトレードを推進し、フェアトレード商品を利用している
(4) その地域のメディアやイベント等を通して、フェアトレードに対する意識や理解を高める
(5) その地域でフェアトレードを推進する組織が、フェアトレード・タウンを維持するために継続的な活動を行う

(詳しくは:http://www.fairtrade.org.uk/get_involved/campaigns/fairtrade_towns/the_5_goals.aspx

現在、フェアトレード・タウン発祥の地であるイギリスには、426ものフェアトレード・タウンがあり、さらに世界18カ国(*)600以上の町に広まっている。それぞれの国でフェアトレード商品のラベル認証を行っている組織が、フェアトレード・タウンの認定も行っていることが多いようだ(例えばドイツではTransFair、英国であればFairtrade Foundationなど)。

ドイツのSaarbrueken市では、現在60の店や企業がフェアトレード商品を提供している。
またNeuss市では、かなり以前からフェアトレードを積極的に取り入れていたようで、今から18年も前の1991年から市庁舎で出す紅茶やコーヒーをフェアトレードのものにしたり、2006年には市の調達制度の基準において、児童労働禁止などを初めとするILO(国際労働機構)の8つの主な労働基準を採用したりしていたということだ。
ドイツでは現在、そのほか11の市がフェアトレード・タウンに認証されるべく活動している。

フェアトレード・タウン認証制度とはまた別に、ドイツでは2年に1度「フェアトレード首都(Hauptstadt des Fairen Handels)」を決めるコンテストが開催されているようで、2007年は私の住むデュッセルドルフが選ばれている。賞金も10万ユーロ出るらしい。まぁ、要はフェアトレードを各地で盛り上げようという試みなので、コンテストとはいっても毎年違うところがバランスよく選ばれていくような感じみたい(よく行くフェアトレードショップの店長がそんなことを言っていた)。今年はどこが選ばれるのやら。

また、ドイツでは同じく2年に1度「フェアトレード・メッセ」という展示会も開かれている。次回は2010年でDortmundで開催される。
イギリスやスイスに比べれば、ドイツのフェアトレード普及度はまだまだだが、それでもいろいろと積極的なキャンペーンが展開されている(ちなみに、一人当たりの月間フェアトレード支出額は、イギリスはドイツの約7倍、スイスは約12倍!)。

ちなみに、日本にはまだフェアトレード・タウンを認証する制度はない。
ただ、例えば熊本市ではフェアトレード・ショップが中心となり、2005年には市長を交えて、自分たちでフェアトレード・タウン宣言(自主的なもの)を行うなど、フェアトレード・タウンを目指しているようだ。

町中にフェアトレード商品が溢れている・・・そんな日が来るのはいつかしら!
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by nakazawamlibra | 2009-07-17 04:03 | フェアトレード

BIOホテル”Kenners Landlust”での素敵な休日

この週末、北ドイツのLueneburgという町の近くにある”Kenners Landlust” というBIOホテルに滞在した。ドイツには、BIO-Hotelsというオーガニック・ホテル協会のようなものがあり、そこで認証された「BIOホテル」がヨーロッパにはたくさんある。

BIOホテルの基準は、ホテルで出される食事や飲料が有機栽培や野生のものであること、なるべくその地域で収穫されたものであること、置いてある化粧品類が有機であることなどの基準でチェックされている。
地域の食材を使うということがとても重視されているので、ケースバイケースで、BIOでなくても地域の食材であれば例外的に許可されることもあるそう。
年に2回は協会が抜き打ち検査をして、本当にオーガニックであるかどうかなどチェックしている。
また、現在建物の基準も作られているようで、多くのBIOホテルは建物や家具、じゅうたんなどが自然素材で作られているということだ。

「BIOホテルって、なんかコンセプトがわからん」と訝しがる旦那を連れて、到着したところは深い森の中。夏だけれど、ひんやりとして澄んだ空気が気持ちいい。
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ホテルに入ると、明るくて大らかな雰囲気のオーナーKenner夫人が登場。Kenner夫妻は、もともとこの地域の原発プラントに反対する運動にかかわっていたが、その後環境保全という観点から、古い農家を買い取ってこのBIOホテルを始めたそうだ。
このホテルはとても人気で、夏休みシーズンの7-8月はすべて満室で、私たちはたまたま今回キャンセルが出て泊まることができた。

まず目の前に広がるのは、ホテルの広い庭!
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りんごの木の下にはハンモックとテーブル&チェアが置いてあったので、私たちはハンモックに息子を乗せ、早速BIOのビール&ジンジャージュースを堪能。穏やかな太陽の下、静かな風が吹き、なんて気持ちがいい!宿泊しているお客さんも、思い思いブランコで本を読んだり、テーブルでお茶を飲んだりおしゃべりをしたりしている。
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息子もハンモックで爆睡。
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庭には、子供が遊べる楽しい場所もたくさん!インディアン風のテントやブランコ、滑り台、砂場、そしてちょっと工夫を凝らした遊び場もある。また、子供たち向けに森のなかを探検するプログラムも開催されている。そんなわけで、この週末は60人の滞在客のうち、約30人は子供だった(つまり、子供が遊ぶ時間はかなりうるさい(笑))。
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来ている子供同士、すぐに仲良くなって、みんなでサッカーをしたり、走り回ったりで、とても楽しそう。大人たちも子供同士で遊んでくれている間に、少しゆっくり過ごせているみたいだった。たいていのお客さんは1-2週間は滞在して、ゆっくり過ごしている。私たちも、もうすこし息子が大きくなったら、また是非連れてきたいなあと思った。
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そして、待ちに待った夕飯タイム!食事はすべてオーガニックで、食べ物を無駄にしないように、自分たちが食べられる分だけ取るというビュッフェスタイル。ドイツなので味付けはまぁ普通だったけれど、何しろ野菜がおいしい。
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ちなみに、こちらは朝ごはん。自家製のパン、ハムやレバー、ジャムなどが並ぶ。
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このホテルでは、BIOであることはもちろんだが、地域の農家から「フェアな価格」で買うことをポリシーとしている。最近のオーガニック・トレンドで、大手スーパーなどが地域の農家を安く買いたたいているケースが見られるそうで、「BIOというだけでは不十分。地域内でのフェアトレードも大事だ」とのこと。現在、全食材の約6割がこのホテルの40キロ圏内から仕入れている。

そして部屋は、壁は漆喰、家具は木製とすべて自然素材。ベビーベッドも用意してくれていたので、大助かり!部屋や廊下の明かりはぼんやりと薄暗いもので、あまり電気を使わないように配慮されている。
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夜には、ここで火が燃やされ、周りでみんなでおしゃべりをする。食事をしている時も、お隣とおしゃべりになったり、宿泊客同士の交流も大切にされている。
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そんなこんなであっという間に2日間の滞在は終わってしまった。次はもう少し長く滞在したいなあ。宿泊するほかのお客さんとも仲良くなれそうだし。
ヨーロッパを旅行する際、こういうBIOホテルに滞在したいなら、このサイトで検索できるのでお勧め!
http://www.biohotels.info/en/
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by nakazawamlibra | 2009-07-14 22:51 | エコロジー


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