ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

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「出産の家」でベビーマッサージ

今週から、”Geburtshaus”その名も「出産の家」という助産院で、産後体操&ベビーマッサージのクラスに通い始めた。

まずは、建物の外にベビーカーを置き、ロックで施錠(どうやら盗まれることがあるらしい)。
クラスに行ってみると、私を含めて10人のお母さんたちが集合。大体2ヶ月から4ヶ月の赤ちゃんを抱えたお母さんたちだったが、年齢層は比較的高いようで、大体30代という感じ。ベビーマッサージをしながら歌を歌ったり、産後ゆるんだ体を元に戻すべく体操をしたり、みんなで育児について話をしたりというプログラムだったが、まだドイツ語を勉強しはじめたばかりの私には、90%は何を言っているか分からなかった(笑)

でも、こうやってとにかくドイツ語を浴びて、ドイツ人と無理やりしゃべっていかないと覚えないしね!
そして、私の息子はクラス内最年長だったにも関わらず、一番泣き喚いていて(それも年がいっている分だけ声が大きい・・・)、私はベビーマッサージや体操にちっとも集中できなかった(笑)。
ドイツ人は、赤ちゃんを早いうちから自立させるべく、別室で寝かせるのが普通なので(ベビーフォンなる無線機を壁につけて別室で泣いても分かるようにしているらしい)、すでに自立心に差が出ているのか!?


そして面白いのは、このような産後クラスにも健康保険がきくというところ(私はこっちの保険に入っていないのできかないけれど)。ドイツでは、妊娠・出産も保険がきくのでほとんど費用がかからないし、このクラスも2ヶ月全8回のコースで健康保険を使って約5000円程度で済む。
日本だったら、妊娠・出産は保険がきかないので色々お金がかかるし、ましてや今回のような産後ヨガ的なクラスは、東京なら1回2000-3000円はかかるからなぁ。
日本も今年から出産費用の補助が増えるなど、少しずつ良くなってきているということなので、今後に期待!
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by nakazawamlibra | 2009-05-31 02:56 | 子育て

フェアトレードなカフェ "Shennong Tee Lounge"

この間、知人とともにデュッセルドルフの旧市街であるAltstadt(いわば中心地です)を散策していた時、たまたまいい感じのカフェがあったのでお茶をしに入った。カフェスペースはちょっとこじゃれた雰囲気なのだけれど、併設されたショップスペースにはさまざまな紅茶やお茶、茶器などがディスプレイされており、お店の名前も中国古代皇帝のShennongの名前をつけているだけに、何となくアジア系の雰囲気。
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メニューを開いてみると、一番上にフェアトレードマークがついていたので、スペイン人らしき店員さんにたずねてみると、この店で出しているコーヒー・紅茶はすべてフェアトレードのものだと言う。偶然通りかかったけれど、店が私を呼んだのか・・・!?

おそらくショップスペースにある多種多様なお茶については、全てがフェアトレードということではないのでは?と思ったけれど、少なくとも店内で飲めるものはフェアトレードのものだった。
そのほか、店内では変わったチョコレート(チリチョコ、ペッパーチョコ、カレーチョコなど)やケーキなども食べられる。KOMBUCHA(昆布茶)という名前の飲料水ボトルも売っていたが、KOMBUCHAクランベリーと書いてあって、想像したら気持ち悪くなったけど(笑)、本当に昆布茶なのだろうか・・・。

店員さんも親切で、息子のおむつ替えをしたいと言ったら、店の奥にあるテーブルをあけて拭いてくれて「さぁ、どうぞ!」と用意してくれた。

ゆったりとしていて落ち着けるし、コーヒーの味も美味しかった(Tee Loungeだけど、コーヒーを飲んでしまった・・・)。デュッセルドルフのAltstadtに行かれることがあれば、ぜひおススメ!

Shennong Tee Lounge
http://www.shennong.de
Burgplatz 2-3, 40213, Duesseldorf

ちなみに、日本でもフェアトレードなカフェは国分寺のカフェスローや三軒茶屋のカフェOHANAなど他にもいくつもあるし、オーガニックカフェなどではよくフェアトレードコーヒーや紅茶を出しているので、みなさんも是非行ってみては?
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by nakazawamlibra | 2009-05-29 23:19 | フェアトレード

GEPAのジンジャー・チョコレート ~フェアトレード比率って??~

フェアトレードといえば、代表的な商品はチョコレート。
味は甘いけれど、生産現場の実情を知ると苦い。

チョコレートの原料となるカカオの多くは、西アフリカや南米などの国々の大規模なプランテーションで栽培されているが、カカオの国際価格が大きく低下したことにより、生産現場の農場の多くでは労働者はひどく低い賃金で働かされている。大人のみならず子供までもが・・・。場所によっては、子供たちは人身売買によって強制的に働かされている。また大量の農薬を使っている農場では、素手で働く労働者は多くの農薬を浴び、環境も破壊している。
一児の母として、そこで働かされている子供たちの気持ちを想うと、よりいっそう胸がぎゅっと痛む。

★カカオ農場の児童労働について:国際労働機構ILOのホームページ

フェアトレードのチョコレートは、そうした生産現場で働く人々の賃金や労働環境、自然環境などを守るもの。
ドイツでも、スーパーなどのチョコレート売り場でも必ずフェアトレードチョコを見かける。こちらに来てまず買ったのは、ヨーロッパ最大のフェアトレード企業であるGEPAのオーガニック・ジンジャー・チョコレート。
ダークチョコレートのなかに、ぴりっと生姜の味が利いていて美味!日本では、ジンジャー・チョコレートというのはあまり見かけないけれど、日本人は生姜が好きな人が多いから、このチョコレートもいけるのでは?
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チョコレートの原材料は、ボリビアのカカオ(生産団体:El Ceibo)、ペルーのカカオ関連のもの(生産団体:El Naranjillo)、フィリピンのマスコバド糖(生産団体:ATC)、スリランカの生姜(生産団体:Podie)でできている。

パッケージの裏を見てみると、”Fair Handelsanteil: 99.5%”と書いてあるが、これはこの商品のフェアトレード比率が99.5%であるという意味。チョコレートに含まれる材料のうち0.5%はフェアトレードではない何かの材料を使っているということだろう。
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日本では、こうしたパーセンテージを書いた商品を私は見たことがないので、面白い。
たしかに、一口にフェアトレード商品といっても、例えば洋服であれば一部使っている糸だけは一般市場から仕入れている場合もあるので、厳密に情報を伝えるのであれば、こういう記載も必要なのかな(パーセンテージ表記は食品じゃないと難しいと思うけれど)。

フェアトレードが浸透すればするほど、お客さんの関心も深くなり、どこまでフェアトレードなのかもっと厳しいチェックが入るんだろうなぁ。

日本でも、フェアトレードチョコレートは最近結構見かけるようになったので、ぜひフェアトレードチョコを買ってみてください!どんなフェアトレードチョコが日本で買えるのかは、「チョコレート・レボリューション(略してチョコレボ)」のサイトを見るとすぐ分かりますよ! http://www.choco-revo.net/

参考: フェアトレードとは 
World Fair Trade OrganizationのHP(日本語
フェアトレード企業People TreeのHP(日本語
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by nakazawamlibra | 2009-05-28 21:48 | フェアトレード

「親切」がつくりだすバリアフリー

ベビーカーを押して外を出歩く私としては、その町がバリアフリーかどうかはすごく重要。デュッセルドルフに来て思ったのは、街中に結構たくさん階段が存在するということ。

ドイツは古い石造りの建物が多く、商業都市といわれるこの町ですら、そうした建物がほとんど。古い建物の多くは、玄関前に大体3-4段くらいの階段がついている。
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これはスーパーなどのお店も同じで、この写真のように一段は上に上がらなければいけない店が多い。
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たかが数段の階段だけれど、毎日出入りする上ではこのちょっとしたことが負担になったりする。ベビーカーなら、まぁ無理やり上ったり、重いけれど持ち上げて運んだりもできるけれど、これが車椅子となればそうはいかない。

さらにうちの最寄の駅からトラムに乗ろうとすると、またこのトラムの乗り口に階段がある。もっと中心地の駅は、プラットフォームと乗り口がフラットで乗り降りが楽なのだけれど、そうでない駅も多い。トラムの階段は少し急なのでベビーカーを押して上らせることはできず、持ち上げて運び込まなければならない。現在8キロの我が子に7キロのベビーカー、これを持ち上げることはできるけれど、結構大変。

来た当初は、「なんだかバリアフリーじゃないなぁ!これは外出する時に疲れそう・・・」と思ったものだが、暮らし出してみると違う事実に気がついた。

トラムの駅で、さぁ電車に乗ろう、、、という時になると、「ベビーカーを運びましょうか?」と必ずどこからともなく助けてくれる人が現れる。乗る駅で周りに誰もいなくても、電車の中からパッと下りてきて手を差し伸べてくれる人が出てくる。逆にベビー連れのお母さんが気軽に周りの人に「電車から降りるときに助けていただけますか?」とお願いする姿もよく見かける。
スーパーなどのお店でも、ベビーカーを押しながら階段を上り、扉を押すのは少し手間がかかるが、そんな時もお店の中からお客さんなり店員さんなりが、サッと現れて扉を開けてくれる。

特にベビー連れだから、より一層親切にしてもらえるのだろうとは思うけれど、老若男女問わず助けてくれる人が多く、人助けをするということが社会的なルールであり、礼儀のような感じになっているのだなと感じた。まぁ、たまに妙に親切だなぁと思ったら、しつこくお茶に誘われることもあったけれど(私、目の前にベビー抱えているんですけど・・・って感じだったけど)!!!
町のところどころにバリアフリーでない場所があっても、人々の親切さがバリアフリーを作り出しているのである。

やっぱり、これって教育によるものなのかしら。日本にいた頃、ちょうど妊婦だった時期に、意外に席を譲ってくれなかったり、困っていたりしても誰も声をかけてくれなかったりすることが多かったことを思い出す。確かに日本人は恥ずかしがりやであるし、逆に手助けされた人が恥ずかしい思いをするのではという変な気遣いがあったりすることもあるけれど(例えば実際席を譲られて断る人も多いし)、やっぱりそれだけでは片付けられないように思う。人助けをすることも、人助けをされることも、どちらも気持ちよく受け入れられるようになれればいいなー。
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by nakazawamlibra | 2009-05-27 22:00 | 暮らし全般

猛スピード

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①ドイツの信号は変わるのが早い。私の足で普通に歩いていると、渡りきる前にすぐ赤になってしまうので、ウカウカしていられない。

②スーパーで買い物をしていると、いつも後ろから誰かが猛スピードでカートを押してくる気配を感じる。ボンヤリ買い物はしていられない。

③高速道路は基本的にスピード制限なし(部分的に100キロ制限の区間とかがあるけれど)。追い越し車線では、信じられないスピードで車が走り去っていく。どうやら230-250キロくらいで走っているらしい。車に乗っていると、段々感覚が麻痺して、100キロくらいの速度はタラタラ走っているように感じてしまうから恐ろしい。

ということで、何だか私にとってドイツ人は猛スピード(!?)に感じてしまう。日本人に比べたら、足が長いからかなぁ・・・。
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by nakazawamlibra | 2009-05-26 04:44 | 暮らし全般

「日本たまご」

日本で食材を買い物する時は、平日は夜遅くまで仕事をしていたこともあり、夜中までやっている近所の大手スーパーで全てを済ませていた。でも、ドイツに来てからは、平日ほぼ毎日買い物に行けるし、またスーパーだけでは揃わないものがあったり、毎週何日か青空マーケット(Markt)が広場などで開催されるので、いろいろな店で品物を比べながら買い物するようになった。

特にMarktでは、オーガニックで新鮮な野菜や卵があるし、スーパーでは買えない魚屋が来ていたりするので、ちょくちょく行っている。こんな風に広場に色々な屋台が並ぶ。
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野菜に関しては日本のほうが種類が豊富でいいよなーと思うけれど、卵はこちらのほうが新鮮で美味しいような気がする。こんな風に卵をどっさり売っている。
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そして、最近裏技を知った。
卵屋のおじさんに「Haben Sie Japanishe Eier ? (日本たまご、ありますか?)」と聞くと、おじさんはニヤリとしながら「あるよ!」と言い、いそいそと車の奥へ行って、別のたまごを出してきた。うーん、何だか怪しげな取引をしているかのよう・・・。

どうやら日本人は生で卵を食べるから、生でも食べられるくらい一番新鮮なたまごが欲しいらしい、と卵屋は知ったらしい。ヨーロッパでは、日本ほど卵の衛生管理がされていないとされており、サルモネラ菌の恐れがあるので、生では食べないというのが一般的。しかし、この日本人たまごなるものは、近所の日本人も生で食べていると言っていた。

確かに卵は新鮮で、割ると黄身がぷっくりと浮き上がっているし、美味しい!
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しかし、果たして本当に一番新鮮な卵なのかは不明・・・。ただ単に卵を車の中に分けて置いているだけで、他の卵と同じなのでは!?という疑惑も(笑)。ま、でも美味しいからいいけどね!
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by nakazawamlibra | 2009-05-24 18:26 | 暮らし全般

フェアトレードショップ "el martin"

ドイツでは、フェアトレードのことを”Fairer Handel”(公正な貿易)と呼び、そうした商品を売っているお店は”Weltladen”(World Shop)と言われている。
デュッセルドルフ市内で比較的お店が多く立ち並ぶNord Strasseという通りに、このWeltladenであるお店 ”el martin”を見つけた)。
インターネットで市内のフェアトレード店をサーチしてみた時に、一番情報をたくさん載せていて、そして商品が充実していそうだったお店だ。

平日のお昼過ぎに立ち寄ってみると、50㎡くらいのお店の中に2-3人のお客さんがいて、店員さんは積極的に「何か分からないことがあったり、お手伝いすることがあったら、言って下さいね!」と声をかけていた。私にも、マンゴ&アップルジュースを出してくれた。

店内は、やはり食品が充実しており、チョコレート、クッキー、ジャム、ワイン、ジュース、スパイスやマスタード、紅茶、コーヒー、バナナなどさまざま。食品の大半は、ヨーロッパ最大のフェアトレード企業であるドイツのGEPAや一部はEL PUENTEという団体のもので、種類も多くパッケージも洒落たものが多かった。フェアトレード食品だと、コーヒーやチョコレートは種類が多いのが一般的だけれど、ここではワインの種類も充実していたのが新鮮な感じだった。
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そのほかには、革のバッグや財布、アクセサリーが多く、洋服は何種類かおいてあった。
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しかし、正直いって、バッグや洋服はオシャレからは程遠く、「うーん、これじゃあ特に若い人は買わないよなぁ」という感じ。洋服はほとんどがEL PUENTEのものだったが、カタログも正直ダサい・・・。
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現地のデザインそのままを持ってきたようなエスニック色の強い服か、あまりにシンプルな服のみ。ドイツ人はこれでいいのだろうか!?とつい思ってしまう(これまでの私の印象は、フェアトレードに限らず、少なくともデュッセルドルフにはあまりオシャレな店がなく、ファッショナブルとは言いがたいので、全般的にそういう傾向なのだとは思うが)。

そうこうしていると、店長のMartin Lessingさんが現れたので、色々と話をしてみた。

Q:el martinではどんな商品を中心に扱っていますか?
A:el martinでは世界57カ国の商品を扱っており、商品は直接生産者団体から買っているのではなく、GEPA(商品の50%はGEPA)、EL PUENTE、dwpなどのドイツのフェアトレード輸入・卸企業から卸してもらっています。一部チョコレートは、オーストリアのZotterの商品も入れています。やはり、食品がメインですね。

Q:el martinは商売繁盛していますか?お客さんは増えていますか?
A:順調ですが、やっぱり経営は簡単ではないですね。私も昼夜問わず働いています。お客さんの大半は年齢層が高くて、今後若い人たちにどれだけ広めていけるかが課題です。うちの店では、学校などにフェアトレードを紹介する活動をしていて、先日も150人くらいの高校生に講演をして、かなり興味を持ってもらえました。ただ、それくらいの若者は例えば名の知れたブランドが好きなので、それを覆すだけの商品力がないと難しいですね。最近は洋服でも若い人も着るようなシンプルでカジュアルなTシャツやカットソーなども仕入れるようにしています。

Q:ドイツにはel martinのようなフェアトレード・ショップが浸透していますか?私は、近所のスーパーなどであまりフェアトレード商品が置いてなくて、ちょっと期待はずれだったのですが、どうなのでしょう・・・。

A:現在ドイツでは、GEPAなどのフェアトレード輸入・卸企業は、しっかりビジネスベースで動いているけれど、その売り先となるフェアトレード小売店については、ボランティアの人たちで運営されているショップや、教会が中心となった活動がほとんどで、el martinのように社員にきちんと給料を払ってビジネスベースでやっている小売店は、残念ながらドイツ国内にも10くらいしかありません(el martinは現在4人のスタッフがおり、うち2人はパートタイム)。
また、スーパーなどの一般的な小売店については、大手スーパーであるKaisersなどの大きな店舗では、フェアトレード商品ばかりが集まった棚が置いてあるし、有機食品を置くBIOのお店にもかなり置いてありますよ。ただ、やはりフェアトレード先進国であるイギリスなどに比べれば、まだまだですね。ドイツの人口の大きさを考えればもっと普及してもいいと思います!



なるほど~。ドイツでは、やはり食品分野のフェアトレード商品は充実しており、大手小売店にも結構入っているようだが、フェアトレード専門の小売店がまだまだボランティアベースで運営されている店が大半という事実は意外だった。
GEPAやその他フェアトレード食品を扱うメーカーや卸企業は、ビジネスベースで成り立っているようなので、恐らくこれからも事業を拡大していくと思うけれど、ボランティアに支えられたフェアトレード小売の世界はどうなのかな。

ドイツのように教会やボランティアをベースとしたチャリティーが浸透している国のなかでは、ボランティアベースでも続いていくのかもしれないけれど、やはり私は、フェアトレードはしっかりビジネスとして成り立っていなければ、本当の意味で持続的でないし、マーケットの主流に入っていけないと思うのよね。人々のボランティア精神は、それぞれの事情や経済的状況などによって移り変わりやすいし、ボランティア中心で運営することによってリスクを取っていない分、マーケットに食い込む真剣味が薄まるような気がするので・・・。el martinの店長さんも、「ボランティアベースで運営されている店は、本当の意味でフェアトレードとは言えないと思う」とつぶやいていた。

これからドイツで、ビジネスとしてフェアトレードを手がけるフェアトレード専門小売店がどれだけ増えていくか、またスーパーなどの一般小売店のフェアトレードの取り扱いがさらにどの程度増えていくのか注目したいところ。ドイツのフェアトレード市場は日本よりずっと大きいし、一般の小売店で見かける商品も多いけれど、そういう意味では課題は日本と同じなのかな。

それから、ドイツでも、食品だけではなくて、もっと洋服や雑貨で素敵なデザインのフェアトレード商品が増えるといいなぁ・・・!

参考: フェアトレードとは?? 
World Fair Trade OrganizationのHP(日本語
フェアトレード企業People TreeのHP(日本語
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by nakazawamlibra | 2009-05-22 04:46 | フェアトレード

男性用トイレのおむつ台

先週末に家族でIKEAという家具屋に立ち寄った。旦那がトイレに行って戻ってくると、「男性用トイレにおむつ台があったよ~」と言っていた。おー、さすが!
子供のオムツ換えは、おそらくお母さんがする回数のほうが多いとは思うものの、各家庭ではお父さん・お母さんどちらもやっているのが一般的だと思う。我が家でも旦那が家にいる時は、彼も結構やっている。ということで、男性用トイレにおむつ台はもっとあっていいはずよね。日本はどうなのか分からないけれど、あまり聞かないような・・・。

とはいえ、ドイツは男女の役割分担について、日本ほどでないにせよ意外に保守的と聞いているので、ドイツでも男性用トイレのおむつ台がどの程度普及しているのか分からない。日本にいた時に新聞記事で読んだのだけれど、隣国フランスは育児支援制度がかなり充実していて、女性が家庭と仕事を両立しやすい国であるのに比べ、ドイツは比較すれば保守的で、保育所などもあまり充実していないということだった(まぁ、あくまで先進的なフランスに比べれば、ということなのですが、、、)。

ちょうどIKEAに寄った日の午前中、隣のドイツ人パパ・カナダ人ママ夫妻とブランチをしていた時に、男性の育児休暇の話題になった。「日本でも男性が育児休暇を取れるけど、実際取っている男性は本当にごく僅かだよ」と話すと、ドイツ人パパは「ドイツも2年くらい前にようやく男性の有給育児休暇制度が導入されたんだけど、長期で取る人というのはまだそんなに多くないかな。意識の問題もあるけど、手当とかがもっと改善されていかないとね」と言っていた。

ドイツでは2006年までは、一方の親が育児に専念するという条件で「育児手当」を支給していたのだが、2007年からはお父さんの子育て参加を進めるために、「両親手当」というものに移行し、育児に専念していない親(たいていは父親)も2ヶ月以上の育休を取ると、手当の支給期間が2ヶ月延長されるようになった。

ということで、2008年6月のドイツ家族省の発表によると、新生児のお父さんの5人に1人が育休を申請しているらしく(http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2406364/3042687)、お父さんの育休取得は増えているみたい。ただ、実情としては、両親手当支給の条件が「2ヶ月以上の育休」ということなので、その最低限の2ヶ月しか取らない人が多く、1年くらい長期の育休をお父さんが取るというのはまだまだ多くはないという話も聞く。

これから男性用トイレのおむつ台がどれくらい増えるかが、お父さんの育児参加度がわかる一つのポイントかも!?

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by nakazawamlibra | 2009-05-20 17:47

授乳ティー

最近、隣に住むカナダ人とお互いのベビーを連れて、よく一緒に散歩に出かけている。
この間、散歩しながら授乳の話をしていたら、彼女が「そうそう、ドイツの病院では"STILL TEE"(直訳すると、その名も「授乳ティー」)を飲むと、よくおっぱいが出るって言われたから、時々飲んでるよ。沢山飲むと、まるでポルノスターみたいに胸が大きくなって(笑)、おっぱいがジャンジャン出たからびっくり!」と話していた。

授乳ティー、、、!?何ですか、それは?

ということで、買ってみました。
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ドイツのマツキヨみたいなお店には、「授乳ティー」という名前のものが4種類ほど置いてあり、結構ポピュラーな様子。いずれも、天然素材のハーブティーで、特に人工的な薬のようなものは何も入っていない。
私が買ったWELEDAとALNATURAのティーは、共通して、香辛料にも使われるアニス、ウイキョウ、キャラウェーを使っているので、これが効果があるのかしら。。。さらにWELEDAのほうはBockshornklee(フェネグリーク)というハーブ、レモンバーベナの葉などが入っている。WELEDAによると、このフェネグリークというのがドイツでは昔から授乳に良いとされているとのことで、一般的には強壮作用があるらしい。

で、飲んでみたら、何となくおっぱいを吸われる時の感触が変わったというのはあるけれど、母乳が増えているかはよく分からないなぁ。
いずれにしても我が息子は4ヶ月にして8キロと、ドイツ人からも巨漢扱いされているので、これ以上出さなくてもいいのかもしれないけれど、いまだに2時間おきくらいに飲みたがるので、もっと欲しいのかなと思い、とりあえず続けてみることに。

これから効果やいかに!?
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by nakazawamlibra | 2009-05-15 23:28 | Health

フェアトレードはいずこ??

わたしは日本でフェアトレード・ファッションブランドであるPeople Treeという会社に勤めていたこともあり、ドイツに来るにあたってはフェアトレードが日本より浸透している国として期待してやってきた。

国際フェアトレード機関であるWorld Fair Trade Organization(旧International Federation of Alternative Trade)によると、2007年のデータでドイツには836のフェアトレード専門店、29の輸入団体・企業があり、フェアトレード認証ラベルが付いた商品は800を超えるという。こうした店舗や企業、フェアトレードラベルのライセンス売上げを合計すると、267,386,000ユーロ(約356億円)のマーケットである。

輸入団体とフェアトレードラベルライセンスによる売上高だけで比べると、日本の約18倍という規模である。フェアトレード商品群としては食品がメインのようで(ちなみに、世界的にもファッション分野のフェアトレードは食品に比べてまだ小さい)、やはり有機食品が普及している国だけに意識が高いのかなぁと思っていた。

ということで、早速近所のスーパーに買い物に行った時に、「フェアトレード商品はどこだ?」と探索してみた。が、思ったほど商品がない!コーヒー、紅茶、ジュース売り場それぞれに一商品づつしか置いていなかった・・・。日本のうちの近所の大手スーパーチェーンでも、フェアトレードコーヒーを一商品は置いていたので、それと大して変わらない気が・・・。もっとフルーツやお菓子類などにもフェアトレードものが沢山あったり、フェアトレード商品が集まる棚があったりして、、!?と想像していたのだけれど。まぁ、たまたまうちの近所のスーパーがそうなのかなぁ。

とりあえず、オレンジジュースを一つ買ってみた。
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隣国オーストリアの大手ジュースメーカーPfannerのジュースで、有機+フェアトレード。価格は通常の紙パックサイズで150円くらいなので、お手頃な感じ(とはいえ、普通のオレンジジュースはこれの2/3程度の値段)。でも、パッケージをよく読んでも、どこの国で取れたオレンジなのかなどあまり詳しい情報は載っていない。企業のホームページを見てみると、ブラジルとキューバであることは書いてあったものの、それ以上に詳しい情報はない。ということで、何だかちょっと拍子抜け。

この企業ではフェアトレード・ジュース商品をいくつか販売していて、原材料の産地もそれぞれ違うから、産地を載せない共通のパッケージにしてパッケージコストを抑えるためなのだろうか・・・。もちろん国際フェアトレード認証マークがついているので、きちんとした基準をクリアしていると思うけれど、大手企業だからこそ、それなりに詳しい情報を公開していかないと、「実際どうなのよ?」と思う人も出てくるはず。

うちの近所のスーパーでは、このジュースのほかTRANSFAIRのコーヒーと紅茶が置いてあった。中心地のスーパーやその他BIOのお店がどうなっているのか見てみたいところ。また近々、市内のフェアトレード専門店にも足を運んでみよう。

さてさて、フェアトレードはいずこ??

参考: フェアトレードとは?
World Fair Trade OrganizationのHP(日本語
フェアトレード企業People TreeのHP(日本語
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by nakazawamlibra | 2009-05-14 05:29 | フェアトレード


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