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ドイツの暮らしとフェアトレード


日本でのフェアトレードの仕事を離れ、ドイツで子育て中!ドイツで過ごす日々やフェアトレードについてのブログです。
by nakazawamlibra

ドイツで流行りの子育て法:PEKIP

ドイツでは、ベビーを遊ばせるプレイサークルやら音楽を聞かせるグループ、水泳教室などなど、生後1か月以降くらいからベビーを遊ばせるグループ(Spiel Gruppe)がたくさんある。
このようなSpiel Gruppeは、大人向けの生涯教育や語学教育、そのほか社会的に必要とされているような様々なクラスやセミナーを開講している団体が、プログラムの一つとして開催していることが多く、大体半年が一つのターム。こうした団体が開講しているコースはとてもポピュラーらしく、本屋などに行くとレジのそばに半年毎のプログラム本が置かれていたりして、みんな割と気軽に参加しているみたい。

私も、ドイツに来て早々から、助産院のベビーマッサージなどに行っていたが、この秋からはこの種の団体がやっているSpiel Gruppeに2つ通い始めた。そのうちの一つが、ドイツ人ママたちがよく口にするPEKIPというプログラム。
(7月まで行っていたベビーマッサージクラスの卒業式!?の写真)
ドイツで流行りの子育て法:PEKIP_b0176220_1462449.jpg


PEKIPとは、ドイツ人ママたちがこぞって参加しているベビーと親がともに遊ぶプログラムのことなのだ。最初耳にしたのは「PEKIPでは、ベビーがみんな丸裸で遊んでるらしいよ」ということで、「なぜ丸裸??しかし、どうやらしっかり開発された教育法らしい。なんだか興味深そう・・・」と思い、参加することにした。

PEKIPは、Prager-Eltern-Kind-Program(プラハ親子プログラム)の略称で、プラハのDr.J.Kochという人が開発した1歳までのベビーと親向けの教育プログラム。
生後すぐの赤ちゃん、2-3か月、4-6か月、7-9か月、10-12か月の5ステージに分かれていて、必ず同じ年頃のベビー同士のグループになるようになっている。
プログラムの目的は、4つある。
まず、運動や遊びを通して赤ちゃんの成長を刺激すること。
そして、親と赤ちゃんの緊密な関係をサポートすること。赤ちゃんに対して親がどう反応するかによって、赤ちゃんの行動や態度、感情が大きく変わるので、赤ちゃんと親の良い関係をどう作っていくかを重視している。
3つ目は、親同士のコミュニケーションや情報交換。4つ目が、同じ年頃の赤ちゃん同士のコミュニケーション。
まぁ、これだけ聞くと、普通のこと言ってるよなーという感じだけれど・・・。

先週初めてのクラスに行ったが、ドイツ人といってもトルコ系や南米系の親子など様々なママ&ベビーがいた。ドイツのこの種の教室のいいところは、必ず少人数になるように大体どこも8組程度の親子しかおらず、自ずとリラックスした親密な雰囲気になるのだ。

教室は暖かく、ベビーは丸裸かおむつのみで遊ぶ。
裸になることで、赤ちゃんはより積極的に動きたがるということらしい。
教室には、赤ちゃんの動きや感覚などを引き出すようなおもちゃや、階段の形をしたクッションやその他うまく赤ちゃんが新しい動きをしたがるような形のクッションなど、色々なものがあった。
クラスの先生であるFrankというおじさんは、赤ちゃんの身体能力がどのように変化していくか、また親がそのステップアップを自然にどうサポートするか(わざとらしく無理やりさせるのではなく)などをわかりやすく説明してくれた。

また、人見知りも始まる7-8か月の赤ちゃんのグループなので、赤ちゃん同士を遊ばせたり、違うお母さんと遊んでみたり、自分の母親以外と接することも大切だという。
確かに、我が息子はここ2週間くらい、急に母親まっしぐらになっており(そりゃあまだ赤ちゃんだから当然だけど)、私がトイレなど数十秒消えるだけで、「うぎゃー!!」と大泣き(笑)
なので、こんな風に外に行って、他のママやベビーと接するのは大切だなぁと思う。

それに、これからPEKIPならではの遊びや運動もあるようなので、楽しみ。
息子にとって新しい世界が開けるといいけれど!
by nakazawamlibra | 2009-09-10 01:50 | 子育て
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